【体験談】僕の私の第二新卒転職 Part3

アパレルから看護師に転職、今ならしないかも…

大学卒業後に就職したのは大手アパレル会社でした。

すぐに店舗勤務になり、憧れていたお店でのショップ店員に就くことができました。

出勤時間は遅めで、夜は10時くらいに帰宅する不規則な生活でしたが、仕事は楽しく充実していました。

そこの職場で、現在の夫と出会いました。結婚を意識したときに、勤務時間を考えると結婚後の生活は大変なんじゃないかと思うようになりました。

そこで転職を考えるようになりました。

会社が倒産してしまっても私の稼ぎで生活できるように、安定した職業を考えました。

そして、なぜか専門職がいいな、と考えるようになりました。

当時、「救命病棟24時」というドラマが流行っていて、影響を受けた私は看護師の資格を取ることにしました。

専門学校からの資格取得が最短でした。

1か月ほど受験勉強をして入学しました。

専門学校なので余裕で取得できるだろうと思っていましたが、3年間の学生時代は本当に大変なものでした。

周りは高校を卒業したばかりの18才の子供達。

私は4年制大学卒の4年社会人経験ありの28才でした。

異色でしたが、周りは温かく迎えてくれて友人もたくさんできました。

年上で、学歴もある私は、周囲のプレッシャーを感じてがむしゃらに勉強しました。

おかげで首席で卒業となり病院への就職も難なく決まりました。

その後は結婚して、子どもが生まれると病院は退職しました。

現在は近所の保育園でナースとしてパート勤務しています。

転職を考え始めたころの希望はかなっており、成功したといえると思います。

ただ、社会人になってからの資格取得や転職は非常にキツイ世界であると考えています。

今までの社会人経験を活かしつつも、プライドや見栄などは捨てなくてはいけませんでした。

それができたからこそ、専門学校で支えてくれる友人もできたし、ゼロから挑戦することができたのだと思います。

今の自分に満足していますが、現在の夫の会社での地位を見ると「仕事を続けていれば、わたしも出世できたのではないか?」と少しうらやましい部分もあります。

当時、アパレル会社で子育てをしながら売り場に立つ人などいませんでした。

今は、たくさんいるそうです。

時短で子育てしながらも、職場の地位は確保されているそうです。

なんて羨ましいのでしょう。

今だったら、転職せずに会社にとどまっていたかもしれません。

時代とともに確実に女性の働きやすさは浸透してきていると思います。

 

第二新卒としての転職を選んだまでの過程と結果

私は都内の4年制の大学を卒業後、新卒として販売系の会社の営業職として就職しました。

23歳の春、期待を込めて働き始めましたが、その後結果的には1年という短い時間で退職をしました。

その大きな理由というのは上司からのパワハラと会社への不信感でした。

私は都内にいくつも支部を置いていた会社の内、杉並区の支店に勤務していました。

勤務していたその支店の方針が、顧客主義ではなく目先の利益を最重要視する方針が強いことが特徴でした。

もちろん会社である以上は利益を求めていかないといけないのはわかっていますが、少しセコいというか、お客さんに無理矢理押し付けるような行為もあり、「法律的に問題ないのかな」あからさますぎる方法であったのと、それをしている自分自身の心にストレスを感じていました。

また「こんなやり方をしていては会社は続かない」と将来への不安も感じました。

個人の力で仕事が出来る雰囲気では無く、ある決められた種類の商品しか販売させてもらえなかったことにも疑問を持っていました。

それだけではなく、数字が上げられない社員に対しては上司からのパワハラを毎日のように浴びせられていました。

「給料泥棒」「使えない雑魚」「お前なんかいらねぇよ」と毎日罵声が響き渡っていました。

個別で社員を呼び出し、1時間から2時間の間ひたすら罵声を大声で浴びさせられる毎日に加え、職場の雰囲気も暗く、私もどんどんストレスをためていき、長期的に続けていくことは難しいと考えていきました。

しかし、何とか仕事を続けていたわけですが、「もうダメかも」と思ったのは実際に転職しようと考えたきっかけは、唯一尊敬していた先輩が会社を退職したことでした。

本当に可愛がってもらっていた先輩であり、その先輩がいなくなる為、心の支えがなくなり、何かが崩れていきました。

もう働き続けることはできないと思いました。

転職を決意したのは23歳の時で、新卒で入社したので勤続年数は1年でした。

つまり「第二新卒」になるわけです。

新卒3年以内の離職率がかなり高いという話があるということは知っていました。

しかし、実際に自分もその一人になるとは入社時には全く思ってもいませんでした。

数字が上げられない自分自身が悪いと最初は自分を責めて自分を咎めていたのですが、年月がすぎていくと、理不尽な説教を延々と長時間行う上司に対し疑問を抱き、納得できなくなるものです。

「石の上にも3年」ではありませんが、最初は3年我慢するということも考えてはいました。

しかし、それでも心は悲鳴をあげていて、我慢できないと思い、第二新卒というタイミングを利用して転職することを決めました。

それからというもの、毎日転職サイトなどで転職先や退職に関する情報を集めていきました。

当初の考え方は安易なもので、「辞めてもなんとかなる」と思っていました。

そしてその申し込み期日が迫っていたので転職が決まらないうちに退職届を提出しました。

転職活動は転職エージェントの「マイナビエージェント」を積極的に活用しながら行いました。

転職活動については何もわからない状況ではじめたのですが、担当者の人から的確なアドバイスが貰えたので助かりました。

転職活動は未経験の業種であってもやりたいと思っていたある一定の業種に絞り、約10社ほど応募しました。

その結果、面接までいけたのはたった2社です。

その業界は業界自体が専門職だったこともあり、経験がなかった私は不利でした。

書類送付の前に断られることも多かったです。

それでも最終的にはなんとか1社から内定を頂くことができました。

退職してから、2ヶ月でした。

退職したこと自体は後悔してませんし何とか仕事を見つけることができてよかったと思います。

転職した会社自体が悪かったというわけではありません。

その業界の研究をもっと行い、長期的に働いていけるか、将来的にはどうなのか、目指したいことと一致しているかなどの分析をもっと真剣にしておけば良かったと思いました。

内定をもらえた安心感と転職活動を早く終わらせたいという気持ちから、他社と内定先を比べ、じっくり比較検討するというようなことも行いませんでした。

焦りから生じた金銭面、精神面で余裕をもった活動を行うことができなかったということを感じます。

転職したこと自体は後悔していません。

しかし、転職する際には、在職中に行うか、それとも辞めてから行うのか、辞めてから行うなら余裕をもった転職活動ができるように準備しておくことは必要です。

転職はしっかりと考え、しっかりと調べることが最重要です。

ただ、今の社会では第二新卒者の需要増加はとても顕著になっており、絶好のタイミングであるといえます。

まずは少しずつはじめることです。転職サイトへの登録をすることなど、できることから転職活動のスタートを切ってください。

そして、どんなことでも相談することです。

 

仕事の辛さが、転職活動の不安を上回るのならば、今すぐ転職!

新卒で入社した販売の仕事を、3年目で退職しました。

理由は仕事内容です。

もともと大人しく控えめな性格なので、お客様の顔色を伺いながら商品の提案を行うことが苦痛でした。

また、その日何時に帰れるか分からないのが普通、残業して当たり前の風潮で体を壊してしまいました。

1年目から自分には合わないと気付いていました。

ただ、せっかく新卒で入ったのだからという気持ちが邪魔をし、だらだらと3年目に突入していました。

仕事もだいぶ覚え、人間関係もできてきた頃に退職するのは、すごく勇気がいることです。

ですが、実際に思い切って転職活動をすると、新卒採用時の面接よりもやりやすさを感じました。

友達と内定のタイミングを争うこともなく、自分のペースで行え、企業側も以前の業務経験などの質問が多いので応答にそれほど困りません。

また、募集に被りがなければほとんどが個人面接のため、じっくりと話を聞いて頂くことができます。

集団面接が苦手な人は多いと思いますし、他の面接者がいると緊張を誘発するため、個人面接が多いのはよい傾向だと思いました。

周りに目を向けると、転職された方は数多くいらっしゃいます。

辛い会社環境の中で仕事をしていると、視野が狭くなってしまいがちですが、もっと広い目で考える必要があると感じます。

 

背伸びをせず、等身大の私で働ける仕事探し

大学卒業後、新卒で入社したのは、ベンチャーの人材紹介会社でした。

私は、1年目に営業事務、2年目からは異動で経理を担当していました。

辞めたのは、3年目の途中で、業務の負担が大きく、残業が多いのが辛かったのと、体育会系な会社の雰囲気が自分には合わないと感じたからでした。

転職活動では、とにかく不安でした。

正直、第二新卒という事と学歴等を考えると、「転職市場ではある程度有利なのかも。」とは勝手に思っていたのですが、採用されるかどうかよりも、採用されてからの事が不安で、とても苦しかったです。

「新卒で入った会社に適用できなかった私は、仕事ができない社会不適応者なんだ。」と自分で思っていたからです。

そのため、転職活動中は、できるだけ等身大の自分で働けそうな仕事を探しました。

転職後、自分と企業の双方に、悪い意味でのギャップがなるべく無いように、面接の場では、自分を偽ったり、良く見せようとし過ぎないよう心がけました。

また、敢えて、その企業の悪いところを、面接で質問して聞くようにもしていました。

転職活動では、人材紹介会社を通じ、恐らく3ヶ月間で30社ほどに応募したと思いますが、思ったようには、内定をもらえませんでした。

しかし、中には私を採用したいと言って下さったのに、こちらから辞退した企業もありました。(面接を受けた際に、やっぱり私には合わないと感じたためです。)

そうして、最終的に決まったのが、経理事務の契約社員の仕事でした。

結論から言うと、転職して大正解でした!

残業時間は、初めのうちは転職前とあまり変わらない位ありましたし、収入も大幅に下がりました。

そこは悪かった点かもしれません。

しかし、会社の雰囲気が自分に合っていて、前職よりも働いていて遥かに居心地が良く、同僚ともとても仲良くなれました。

そして、残業時間も、仕事に慣れてからは一気に減り、仕事以外の時間を充実させる事ができました。

ちなみに、収入の減少については、生活出来ないほどではなかったのと、その後、結婚が決まった事もあり、特に問題ありませんでした。

転職して、本当に良かったです!