営業から営業へ?営業から管理部門へ?営業職経験者の転職市場での強みとは

 
営業職を経験したことはプラスに生きる

文系出身で総合職での就職の場合、7~8割は営業職でスタートします。

営業職ではコミュニケーション能力が求められ、ノルマが課せられ、他の職種より精神的・身体的ストレスは多いように感じます。

もし、営業職に就かれており、転職を考えているなら、おおよそ「営業職が向いていない」、「ノルマがきつい」、「お客様との関係構築が上手いことできない」などの悩みを感じているかもしれません。

ですが、第2新卒でも営業職で頑張っている人の評価は高いです。

なぜなら、生産部門で会社の最前線に立ち、売り上げを上げるという経験を積んだという実績がみられるからです。

営業職がなくなったら、会社が傾くという会社がほとんどですので、それだけ存在価値が高いということです。

ですので、もしあなたが転職を考えられているのであれば自信をもって転職活動に進んでも良いと思います。

 

営業→営業の転職は比較的容易

営業を経験する中で、「営業は好きだけど…」など社内の環境や商材、お客様などに悩みのある方で営業職を志すのであれば転職市場においてはとても市場価値が高いです。

なぜなら、若手でコミュニケーションを生かし、営業職を志す人が少なくなっているからです。

対人折衝の職業に苦手意識を感じている若手はとても多いですが、これは社会的な変化、特にスマホやインターネットの発達が原因と考えられています。

コミュニケーションが苦手でも「克服したい!」と考え、営業職を継続する人もとても価値の高い人材だと見受けられます。

 

営業→管理部門は少し難しい

営業に従事して一番多い転職理由は「ノルマがきつい/営業職が合っていない」という理由です。

そして、文系であれば転職する職種の選択肢は事務や人事、経理など管理部門であることが多いです。

ですが、転職市場では事務や人事、経理は経験者を求める傾向にあり、営業からの転職は少し難しいと考えられます。

ですが、アピール次第です。

他職種から管理部門よりも営業経験者の方が強いと考えていいでしょう。

なぜなら、会社の売り上げの生産ラインを知っているからです。

また、ストレス耐性があると判断されたり、コミュニケーション能力があれば、より容易になります。

管理部門は社内コミュニケーションがとても重要ですので、社外とのやり取りをしていた営業職であれば社内コミュニケーションができるのではと判断されます。

そのため、ストレス耐性やスピード感、コミュニケーション能力をアピールすることが大切だと思われます。

 

営業を続けることがオススメ

様々なことをお伝えしましたが、結論営業職を続けることをオススメしたいです。

営業職はやはり会社でも重要なポジションになります。

また、役員などキャリアパスを想像するのであれば、営業職を続け、実績を上げることが近道です。

営業会社の役員は営業部出身の役員が多く、キャリアパスもイメージしやすい職種になります。

また、AIが職業を奪う時代、営業職は生き残ります。

もし、生き残らなかったとしても、コミュニケーション能力はこれからの時代、一番の武器になります。

PCスキルや計算能力、文書作成能力を付けたとしても、AIの方ができることが多くなる時代です。

例えば、秘書に「この資料まとめておいて」と言われ、3時間かかる仕事がAIであれば10分でこなすといわれています。

AIに負けない、仕事を奪われないためには営業職をオススメします!

 

まとめ

文系出身で営業職に配属され、「なんで営業職なんだよ…」と思われた方も多いはずです。

ですが、営業職は転職するときにとても強い職種のひとつです。

ですが、転職市場で評価されるためには、実績をあげることが重要です。

どれだけ、営業職で踏ん張って企業に貢献したか、社会に貢献したかということは重要な評価ポイントです。

そして「営業職が向いていない」と考えられていても、少し考え直してみてください。

実績の出し方はコミュニケーションだけではありません。

どれだけ信頼をもってもらえるか、仕事を淡々とこなしてもらえるか、大きな仕事を任せてもミスなく完遂してくれるかが大切なポイントです。

転職活動の時には、営業職ならではのアピールポイントでよりよい転職を実現してください!!

【第二新卒】給料がアップする転職の3つのコツ

 

転職で給料アップはできる

転職の際、給料が上がるかどうかは気になるポイントでしょう。

せっかく転職するのであれば条件がよくなることに越したことはないでしょう。

転職した人の約6~7割は前職より給料がアップしたと調査でもわかっており、給与のアップはできると思っていた方がいいでしょう。

その上昇率は10%前後と言われています。

 

第2新卒になると難しい…

給料はアップするとは言うものの、第2新卒であればどうなのか?

結論をお伝えすると、「難しい」と考えられます。

第2新卒は「ポテンシャル採用」であることが多く、採用する人が即戦力として実績をあげることが難しいと判断するからです。

採用するときに、給料をアップして打診することは、「即戦力として実績を残してくれる」という期待からです。

「どれだけ貢献してくれるかわからない」というときに、年収を高く打診することはないでしょう。

そのため、第2新卒が給料をアップして転職することが難しいと考えられます。

そして、第2新卒の転職は約7割の人が、未経験の職種に転職します。

「未経験」なのに、前職と同じ、もしくは上がった状態にすることは難しいかもしれません。

また、人間関係や仕事が合わないなどの理由で転職する場合、その環境だけでも解消されるのであれば、年収は下がっても当然だろうという採用担当側の思いも乗っかることが多いにあります。

ですが、それでも給料が上がった状態で採用される可能性はあります。その方法を3つご紹介しましょう!

 

コツ1:職務経歴書に実績を書けるだけ書く

給与の決済者は採用担当者ではありません。

その配属部署に部長、もしくは役員、社長になります。

給与の決定は「あなたへの期待」とイコールです。

面接の場面だけでアピールするだけでは給与アップにつながりません。

どうするかというと、職務経歴書を武器にすることです。

面接での評価、職務経歴書からみられる実績や評価ポイントから評価されます。

そのため、給与を決定する材料として職務経歴書が使われているのであれば、その作成に時間をかける必要があります。

もし、未経験職種への転職を希望するのであれば、現職(前職)の実績や成長ポイントから応募職種に生かせるポイントを明記しましょう!

 

コツ2:同職種の求人に応募する

「どれだけの実績を残してくれるかわからない」と印象を受けた場合、給与を上げることはとても困難です。

とある中小企業の社長と採用予定者の給与決定について話していた際、とても印象深いことを仰られていました。

それは、「どれだけ実績を残してくれるかわからない人に給与を上げて採用することは難しい。だが、例えば営業職で『年間5000万円を粗利で計上する』と言われれば、今300万円の年収で第2新卒であろうと、500万円でもなんでも打診する」というものです。

つまり、それだけの期待感を沸かせることが大切であり、そのためには今の仕事を他の会社でも続けるということが一番の近道です。

 

コツ3:転職エージェントを利用する

転職の際に給与交渉をすることは欧米では至極普通のことです。

「Make a money(金儲け)」は欧米ではビジネスの上で普通のことですが、日本ではお金を儲けるということは少し敬遠されることが多くあります。

そのため、面接の際に「前職より給料を上げてほしい」と交渉しても難しいどころか、採否に響くことがあります。

そこで、転職エージェントを利用してプロの方に給与交渉を任せることが先決だと思います。

転職エージェントの方はあなたよりも人事担当や役員、社長と密に連絡をとり、信頼関係を築いていることが多くあります。

給与交渉をしても、候補者の採否を揺らがすなどのデメリットはないと思ってもいいと思います。

ですが、転職エージェントは会社によって良し悪しがありますので、評判などを見ながら決めていただくといいでしょう!

 

まとめ

第2新卒が給与を上げる方法として3つお伝えいたしました。

もちろん、3つの方法は大いに活用していただきたいですが、何よりもあなたの努力が必要です。

給与はいわば「ビジネスマンとしての会社からの評価」ということです。

第2新卒は悔しいですが、やはり社会的な評価は低いです。

それ以上の評価を採用の段階でもらうためには、企業側に期待感を持たせることが何より重要です。

成長性を見せることや即戦力として働くこと、企業貢献を考えていることなどできることは多くあります。

アピールの仕方ひとつで給与も変わってきます。

転職活動を楽しみながら、給与のアップのためにできることをしてみてください!

【エンジニア向け】エンジニアの面接で必ず聞かれる3つの質問とベストな答え方

 

面接では、必ずといっていいほど聞かれる、定番の質問があります。
オーソドックスですが、採用担当者が一番気になるところでもあるので、
しっかり応えて内定をゲットしましょう!

 

◎その1:志望動機

定番中の定番、志望動機ですね。
志望動機は採用担当者の一番の関心どころです。
そのため、簡潔にかつブレのない答えを用意しておく必要があります。

質問例)
「弊社を応募した理由を教えてください」
解答例)
「一次受け可能なポジションで、かつプロジェクト管理能力を高めたいと思い、PMのポジションに応募させていただきました。」

 

★ポイント★

前置きを省いてまずはシンプルに志望動機を伝えましょう。
これまではどのような業界にいて、〇〇な仕事をしていく中で…と背景を述べる人をよく見かけますが、前置きが長くなると志望動機の印象が薄くなってしまいます。
そのため、志望動機→背景・理由といった順で説明できると良いでしょう。

 

質問例)
「弊社に入って何がしたいですか?」
解答例)
「前職では金融関連のシステム開発にて、チームリーダーとして働いておりましたため、これらの知識と経験を活かし、顧客への提案活動を行っていきたいと考えております。」

 

★ポイント★

さりげなく過去の経歴をアピールしつつ、それまでの経験を生かして、さらなるステップアップを目指していることをアピールできると良いでしょう。
これまでチームリーダーをやってきたのに、その下の作業を行いたいや、現状維持のままでよいといった回答では、向上心がないと思われてしまいます。
私の周りでも、転職自体がゴールで、せっかく転職したのに入れたことに満足して
うだつがあがらず、何年も同じポジションにいる人を見かけます…。
そのため、何がしたいのか、という問いについては、自分が入社してどのように成長していきたいのか、というキャリアプランを簡潔に、採用担当者へ示せると良いでしょう。
これには、一度自分のキャリアプランを書き出してみることです。
夢物語でもおおげさでも何でもいいので、自分が「こうなりたい!」と思う姿を描いてみることをおすすめします。

 

◎その2;他にも選考している?~気になる他社の選考状況~

以外と聞かれる質問の中に、他社の選考状況があります。
私も転職活動の際はよく聞かれたのですが、正直に答えていました。

質問例)
「他に受けている企業はありますか?」
解答例)
「ありません。御社のみです。」

 

★ポイント★

他社の選考状況が気になるのはすでにあなた自身を採用したいと思っているサインです。
入社する人が決まれば採用活動自体をクローズする場合もあるので、内定を出した場合、確実に入社してくれる人をゲットしたいですよね。
採用活動は人事だけでなく、現場の上層部も関わってくるため、普段の業務を抜け出して選考に駆けつけているわけですから、選考にかかるコストを抑えるためにも、「いい人」がいたらすぐにでも採りたいのです。
実際、他社が先行中ではない場合はそのまま御社だけである旨を伝えればOKですが、
場合によっては、相手に早く採らなければ次にいってしまうと思わせるよう、「御社が一社目です」と伝えるのも効果的です。

 

質問例)
「弊社が第一志望でしょうか?」
解答例)
「第一志望です」

 

★ポイント★

これはいわずもがな、たとえ第一志望ではなくとも、第一志望です、と答えておくのが無難です。
単純に自社の優先順位を確認したい、ということもありますが、他社の選考状況を探るための質問でもありますので、第一志望と答えておいて間違いないでしょう。

 

◎その3:転職理由~またすぐに転職しちゃうのでは?~

質問例)
「転職経験が多いようですが、またすぐに転職してしまう、ということはないでしょうか。」
解答例)
「一次受けの立場で働きたいと思っておりましたため、一次受けをメインとしている御社にご縁を頂いた際は、長く働かせて頂きたいと思っております」

 

★ポイント★

転職経験が多いと、転職癖があるのでは?と疑われてしまいます
しかし、転職の理由をきちんと説明できれば、「必要転職」であることを提示できるので、転職の回数が多い方は、自身の転職理由を説明できるよう、準備しておくとよいでしょう。

 

いかがでしたでしょうか。
転職の面談で聞かれる定番の質問について、上記のポイントを押さえ、対策を取っておけば、好印象間違いなしです!

【エンジニア向け】ブラック企業を求人から見分ける5つのポイントと回避法

 

高収入、好条件、そのような求人を見かけますが、実はそれ、ブラック企業ではないですか?

入社してしまってからでは遅いので、飛びつく前に一呼吸して、ブラックかどうか、チェックしてみましょう。

ブラック企業とは?

そもそもブラック企業とは?という点についてですが、実は法的な定義はありません。

法的な定義はないものの、一般的に、長時間労働や低賃金、サービス残業過多などが主な特徴となります。

ブラック企業には、過度なノルマや長時間労働で人材を疲弊し、コマのように使い捨てる企業や、大量採用してふるいにかける企業、パワハラやセクハラの横行しているコンプライアンス意識の低い企業などが挙げられます。

 

■こんな求人に要注意

〇週休二日制(応相談)

週休二日制と記載があると、まるで土日休みのように見えますが、土日が休みとは限りません。

また、括弧書きがある場合は要注意です。

週休二日制のあとに応相談とある場合など、実際は週に二日も休みがもらえない場合があります。

週休二日制は月に一回、週二日の休みが確約されているので、週に二回休みが欲しい場合は、「完全」がついている週休二日制を選ぶようにしましょう。

 

〇下流から上流まで一貫して…

IT業界の会社紹介でよく見かける文言に、「上流から下流まで一貫した業務を経験できます」というのがありますが、一見色々な経験を積める良企業のように見えますが、大手になると案件対応はチーム制になるため、通常プロジェクトリーダーが下流から参画することはありません。

そのため、取り方によっては一人で上流から下流まで面倒を見なければいけない環境にある場合があります。

 

〇高額月収

同業種の給与に比べて、明らかに高額設定の標準月額が提示されている場合は要注意です。
給与にあらかじめ残業代が含まれていたり、諸手当が含まれていたります。

基準としては初任給が30万を超えていたら要注意です。

長時間労働が前提となっていたり、勤務時間や勤務日数が他より多い場合があるので、要チェックです。

 

〇手当過多

住宅手当・家族手当・資格手当など手当が多い会社は一見優良企業に見えますが、基本給を抑えたいと思惑がある場合があります。

手当+標準月額が給与として提示されておりますが、賞与などを計算する際は、手当が含まれない標準月額での計算となるため、賞与が低くなってしまいます。

また、手当については貰える条件が会社ごとに異なるため、実際にはもらえないケースもありますので、手当が多い求人は要注意です。

 

〇未経験大歓迎

未経験者歓迎のフレーズをよく見かけますが、経験や技能・学歴問わず、といった記載のある求人は要注意です。

特にITの場合、技術や技能を問わないケース自体が少ないので、これらを問わずに人集めをしている場合、大量採用して必要な人材だけを残すブラック企業である可能性があります。

誰でも歓迎の裏には生き残れる人だけ残ればいい、という企業の思惑があるかもしれないので、要注意です。

 

このように、一見優良に見える求人でも、裏を返せばブラック企業である可能性があるため、上記の内容が参考になれば幸いです。

甘い話につられて面接に行ったら実はブラック企業で、入社した後はなかなかやめられない、という事態にならないためにも、求人情報はしっかり見極めていきたいですね。

【エンジニア向け】面接で短所を聞かれたらこう答えるべし。3つの事例

 

面接でよく聞かれる質問の一つに「あなたの短所を教えてください」というのがあります。

短所、と言われるとマイナスなイメージを連想しがちですが、実は短所を通じて長所をアピールするチャンスなのです。

 

面接で聞かれる「短所」の意図

面接官が短所を聞く背景には、応募者が社風や募集職種にマッチした人材か、を確認したいという想いがあります。

長所・短所というのはその人の人となりが出る上、長所より答えにくい短所について、きちんと自分の意見を述べられるということは、自己分析ができている、と捉えられます。

また、短所から見える人となりから、その人が長く働いてくれる人材かどうか、についても判断しています。

いくら高度なスキルや技術をもっていても、すぐに辞められてしまっては困るので、志望動機や職歴同様、意外と注目されている質問なのです。

 

■「短所」の答え方~解答例とポイント~

その1:責任感が強すぎる

「責任感が強い」という長所を短所風にアピールする例です。

例えば、責任感が強いが故に、自分の担当箇所だけでなく、成果物全体のクオリティが気になってしまい、他メンバ分のレビューを積極的に行ってしまうため、作業時間が人より多くかかってしまう点です、などのように、具体的なエピソードを交えて話せると良いでしょう。

他にも、上流工程の担当であっても、開発者へ指示を出した後、開発者へ任せっきりにできず、設計前・開発後・単体テストケース作成時など、フェーズごとにレビュー時間を設けるため、トータルの作業時間がかかってしまいます、などのエピソードがあります。

一見、作業時間がかかること=マイナスのイメージとなりますが、品質担保のためには必要工数であるため、レビューの時間削減のための工夫を模索しています、など改善策も考えている点を併せてアピールできると良いでしょう。

 

その2:丁寧すぎる

「丁寧に作業する」という長所を短所風にアピールする例です。

例えば、丁寧に作業する癖があり、エクセルやワードの形式や体裁を揃えたり、毎回校閲チェックをしてしまうため、人より作業時間がかかる点が短所です、というように丁寧すぎる理由を交えて話せると良いでしょう。

業界によっては時間をかけてでも品質を担保することに重点を置いているともあるので、アピールポイントになります。

人よりも作業時間がかかる、というのはどの程度ですか?と追加の質問があった場合は普通の人が1時間のところ、自分の場合は1時間半くらいかけてしまいます、など常識の範囲内で「作業時間がかかる」という例を提示できればよいと思います。

 

その3:好奇心旺盛すぎて…

「好奇心が旺盛すぎる」という長所を短所風にアピールする例です。

例えば、好奇心が旺盛すぎて、新しい技術や仕組みに興味があるのですが、自分の力だけでは解決できないことも多く、いつも色々な人を巻き込んでしまいます、などのように表現することができます。

仕事をしていく上で、個々のスキルも重要ですが、実はそれ以上に各分野のスペシャリストを見つけだし、繋げていく力というのが求められます。特に新技術や新しい仕組みを取り入れる際は一人で行うと失敗する確率が高くなってしまうので、色々な分野のスペシャリストに協力を仰ぐのが正解です。

どんな風に人を巻き込んでいくのですか?という追加の質問がきた場合には、社内外の研修に積極的に参加し、ネットワークキングを行い、各分野のスペシャリストと顔合わせをしておくことや、自分で調べられるところまで調べ、現在も継続して調査をしていることをアピールした上で、クローズドクエスチョンで聞きにいくようにしています、など自分なりの工夫点をアピールできると良いでしょう。

このように、短所は長所をアピールするためのチャンスとなります。

長所と短所は表裏一体で、やりすぎれば短所になるが、それ自体は長所、という点をピックアップするようにしてみると良いでしょう。

【第二新卒】自分は本当に転職すべき?2つのポイントで最終チェック

 

「第二新卒」という肩書はマイナスイメージ

第二新卒という肩書をプラスで捉える採用担当はあまり多くありません。

日本の場合、大学で職業スキルを付けるわけではなく、社会に出てから職業スキルを身に付けることが主です。

そのため、新卒入社する企業は、社会人としての職業スキルのスタンダードとなりますが、「その企業で活躍するためのスキル」が身に付き、「どこにいっても通用するスキル」はすぐに身につかないという特徴があります。

即戦力を求める中途採用の中で、第二新卒は「若さ」という強みはありますが、即戦力にはならず、また「早期離職して長続きしない人材」というみられ方をされます。

 

転職社会と言えども…

少し厳しいことを言いましたが、社会からの第二新卒の見え方は厳しいです。

2人に1人が転職を経験する「転職社会」に日本はなっていますが、ころころ転職することはオススメできませんし、1社で3年が経たず、転職することもオススメできません。

「売り手市場だから転職してもすぐ見つかる!」と考えられる人も多いかもしれませんが、企業は「企業成長に寄与してくれる人材」の採用しかしません。

なぜなら人件費を払うからです。

求人倍率(求人数÷求職者数)のカラクリとして、企業が出している求人数、平たく言えば「採用したい人数」は、「人材の良し悪しを見ずに採用するときの総数」ということです。

つまり、面接してダメだと判断すれば、人手にどれだけ困っていても不採用になってしまいます。

 

転職するべきかどうか?

1社での経験が3年未満の場合、転職することはやはりオススメしません

1回目の風当たりはそこまで強くないかもしれませんが、2回連続3年未満での転職となったとき、風当たりはより強くなります。

そのプレッシャーを背負いながら第二新卒で転職するということは…。

ということで、第二新卒で転職をおススメしない理由は以上ですが、それでも転職したいという方は多いでしょう。

「今の職場で踏ん張るべきか、退職して次の職場に移るべきか」悩んでいる方も多いはずです。

そこで、第二新卒として、転職するべきかどうか見極めるポイントをお伝えしましょう!

 

転職したいと思う理由は何か?

まず、見極めるポイントとして、「転職したい理由」を考えてください。

「キャリアアップ/スキルアップ」、「人間関係」、「給料への不満」、「精神的負担の多さ」、「仕事が合っていない」など挙げればいろいろと出てくるでしょう。

ここで退職しない方がいい人を絞ります。

これに当てはまった方は、記事を全部読む必要はなくなりますので、ご安心を!

理由として、「キャリアアップ/スキルアップ」、「給料への不満」、「仕事が合っていない」を挙げた方は転職しない方がいいでしょう。

「キャリアアップをしたいができない」という理由があれば、「本当にそうなのか?」と疑ってみてください。

おおよそ、まだできること、成長できる点は多いはずです。

また、「給料への不満」は第二新卒で転職してもさほど解消されません。

それよりも今の企業で頑張って成果を出した方が、結果的に良い給料になります。

そして、「仕事が合っていない」という理由です。

例えば、対人関係を苦手としているのに営業職をしていて、精神的にも疲れるということがあるでしょう。

ですが、やり方ひとつで仕事の成果は大きく変わります。

営業の例をもう少し掘り下げると、「商品説明が下手で売れない、もう営業はしたくない」と思えば、ヒアリングすることに徹底してみることが有効なこともあります。

営業職ときくと「口が上手くて…」とイメージするかもしれませんが、優秀な営業は「聞き上手で、ヒアリング能力に長けている人」です。

3年足らずで「仕事が合っていない」と判断するのはあまりに早いです。

必ず貴方は成長します。成長した時にもまだ合わないと思ったタイミングが転職のタイミングです!

 

環境への不満を理由にしている

さて、ここもお読みいただいている方は、おおよそ「現職の環境に対する不満」から転職を考えられているでしょう。

ここでも、退職しない方がいい人を絞ります。

ここで絞られなかった方は転職した方がいいかもしれない方になります。

環境への不満は多岐にわたります。

転職を判断するポイントとして、「その環境は本当にあなたにとって良くない環境なのか?」という点です。

言い換えると、「わがままになっていませんか?」ということです。

パワハラ・セクハラが横行する企業に、「転職しない方がいい」というつもりはもちろんありません。

「ある程度我慢すれば耐えられる環境」であれば、続けることをオススメします。

なぜなら、あなたの希望をすべて叶えてくれる企業は存在しないからです。

例えば、友達と仕事の愚痴を話しているとき、あなたの愚痴は友達の愚痴に比べ、そんなにひどいものでしょうか?

「それは辞めた方がいい!」と思われる若者同士の仕事の愚痴は、スタバで聞いても、居酒屋で聞いても多くありません。

もしかすると、「あなたの我慢不足」のこともあります。

仕事はしんどい時も多いですが、楽しいときも多いはずです。

今は辛くても先に明るい未来があるかもしれません。

転職を考えている方はおおよそ、今のことに精いっぱいのはずです。

「ここを乗り越えれば…」という期待が少しでもあれば、転職は辞めた方がいいかもしれません

 

結論

もう一度、「転職したい理由」を考えてみましょう。

いかがでしょうか?

「それでも私は転職した方がいい」と思われた方は転職を本当にした方がいいかもしれません。

そうではなく、「まだ考える余地がありそうだ」と思われた方は、今の仕事にもう一度全力を出してみてください!

仕事を楽しくする方法は「仕事に全力で向き合う」ということです。

過労気味になるのはオススメしませんが、何事にも全力で取り組めば、いい方向になります。

とある転職研究の結果では「転職を考えている人は転職を考えていない人と比べ、職務満足感が低い」ことが明らかになっています。

まだできる!と思えた方はここからが再スタートです!

転職だけが再スタートではありません。

現状を打破するか、転職するかはあなたの努力次次第です。

どちらを選択しても後悔のないように!

【第二新卒】転職活動で絶対守るべきマナー4選

 

就職活動とは違う

転職活動転職活動は新卒の時のそれとは全く違います。

何が違うのか?

それは、“新卒ではある程度は許されていたものが許されなくなる”ということです。

学生と社会人では見られる観点も全く違ってきます。

第二新卒の社会人経験は短いですが、身分は社会人ですので、その点は気を付けなければなりません。

第二新卒の面接や転職活動を見ていると、“え!?本当に大丈夫?”ということが多いです。

そこで本稿では、転職活動中、もしくは転職を考えられている第二新卒向けに、これだけは気を付けたいマナーをお伝えしましょう!

 

連絡の取り方

新卒でも中途でも選考を受けている企業と連絡を取ることは頻繁にありますよね。

面接の日時、選考結果、内定…様々なことでやり取りを行います。

その際、社会人として最低限のマナーでもありますが、「連絡のレスポンスは早く」ということを守ってください。

電話で連絡がきた際は、出られる状況にあればすぐに出る、もし出られなかった場合は不在着信を見たタイミングで折り返しの電話をする(その企業の営業時間内に)、ということを行いましょう。

特にメールでの連絡には、しっかり返信を行ってください。

最近、若者はLINEでの連絡を頻繁に行っていますが、「未読スルー、既読スルー」をしてしまうことも少なからずあるでしょう。

ですが、メールにおいてはNGです。

企業の採用担当も暇ではありません。

メールを送信して返信がこない、1日おきに返信がくる、という人はその時点で「不採用」と考えるものです。

面接をどれだけ上手くしようと、連絡がマメに取れない人に採用通知は渡しません

ですので、しっかり企業からの連絡には応答しましょう!

 

面接の時間

「面接時間より早く来る」ということは常識ですが、びっくりすることに20分前に来る人も現にいます。

企業の採用担当はタイムスケジュールが密な場合が多く、20分前に来ても迷惑な場合が多々あります。

ですので、面接時間の5分前に受付しましょう。

早く着き過ぎた場合、5分前になるまで待ってください。

もちろん、受付の前で何分も待つのも不審感が出ますので、ビルの外などで待つようにしましょう!

あとは遅れる場合は必ず電話をして遅れる旨を伝えましょう。

「なぜ遅れるか、何分程度遅れるのか、謝罪の言葉」を電話で伝えてください。

面接をキャンセルする場合も同じです。

何も連絡せず、面接をキャンセルすると、企業側はとても迷惑します。

礼儀として守ってくださいね! 

 

言葉遣い

面接時や電話の際に気を付けたい言葉遣い。

ですが、なかなか自分では気づかないものです。

第二新卒、若い人がよく使ってしまうNGな言葉遣いを少しご紹介しましょう。

まず、「~です」ではなく、「~っす」と言うことです。

若い人が敬語と捉えていることが多いですが、聞いている面接官はあまり心地よく聞いていません。

仲の良い先輩や上司に対しては大丈夫かもしれませんが、癖づいている人は直しましょう!

もう一つが「了解です」という言葉。

第二新卒に電話をし、連絡事を伝えると「了解です」とよく言われます。

本来は「かしこまりました」、「承知しました」がスタンダードです。

少し細かいかもしれませんが、「了解です」は敬語でもなんでもありませんので、気をつけましょう!

 

姿勢

驚くことに面接中に背もたれにもたれている人がいます

ウソのようなことですが、態度がいいとは思えません。

「背筋を伸ばし、背もたれから握りこぶし一個分前で座る」ということは最低限守りましょう!

また、面接の際に中途面接の場合、面接官より先に面接室に入ることが多いです。

受付をしてもらい、案内された後、「お座りになってお待ちください」と言われ、面接官が来るのを待つ、ということが多いですが、その際は座って待っていて構いません。

ですがその後、面接官が来たにも関わらず、立とうとしない人がいます。

普通にされている方は「本当にそんな人いるの?」と疑われるかもしれませんが、基本的に面接官が室内に入ってからは、面接官のあとに着席することがマナーですので、気を付けてください!

 

まとめ

少し細かいことまで言ってしまいましたが、社会人としてのマナーとしてお伝えしました。

面接官も「わざわざ弊社の選考のために、面接にお越しいただいている」という気持ちをもち、どんなときでも敬意を払っています。

第二新卒の若手であるということに関わらず。

ですが、それに対して「面接を受けさせていただく」という敬意を払わず、面接や選考に臨むと、あまり気持ちの良いものではありません。

第二新卒の面接の際に見ることは、「即戦力になるか」ということではなく、「戦力となるポテンシャルをどれだけ秘めているか」という点です。

その際に、「連絡が遅い」、「面接の時間に正確ではない」、「言葉遣いがなっていない」、「姿勢が悪い」などがあれば、採用にするわけにはいかなくなります

面接の目的はあくまで「内定」です。

そのためにも、最低限のマナーを守っていきましょう!