【エンジニア向け】ブラック企業を求人から見分ける5つのポイントと回避法

 

高収入、好条件、そのような求人を見かけますが、実はそれ、ブラック企業ではないですか?

入社してしまってからでは遅いので、飛びつく前に一呼吸して、ブラックかどうか、チェックしてみましょう。

ブラック企業とは?

そもそもブラック企業とは?という点についてですが、実は法的な定義はありません。

法的な定義はないものの、一般的に、長時間労働や低賃金、サービス残業過多などが主な特徴となります。

ブラック企業には、過度なノルマや長時間労働で人材を疲弊し、コマのように使い捨てる企業や、大量採用してふるいにかける企業、パワハラやセクハラの横行しているコンプライアンス意識の低い企業などが挙げられます。

 

■こんな求人に要注意

〇週休二日制(応相談)

週休二日制と記載があると、まるで土日休みのように見えますが、土日が休みとは限りません。

また、括弧書きがある場合は要注意です。

週休二日制のあとに応相談とある場合など、実際は週に二日も休みがもらえない場合があります。

週休二日制は月に一回、週二日の休みが確約されているので、週に二回休みが欲しい場合は、「完全」がついている週休二日制を選ぶようにしましょう。

 

〇下流から上流まで一貫して…

IT業界の会社紹介でよく見かける文言に、「上流から下流まで一貫した業務を経験できます」というのがありますが、一見色々な経験を積める良企業のように見えますが、大手になると案件対応はチーム制になるため、通常プロジェクトリーダーが下流から参画することはありません。

そのため、取り方によっては一人で上流から下流まで面倒を見なければいけない環境にある場合があります。

 

〇高額月収

同業種の給与に比べて、明らかに高額設定の標準月額が提示されている場合は要注意です。
給与にあらかじめ残業代が含まれていたり、諸手当が含まれていたります。

基準としては初任給が30万を超えていたら要注意です。

長時間労働が前提となっていたり、勤務時間や勤務日数が他より多い場合があるので、要チェックです。

 

〇手当過多

住宅手当・家族手当・資格手当など手当が多い会社は一見優良企業に見えますが、基本給を抑えたいと思惑がある場合があります。

手当+標準月額が給与として提示されておりますが、賞与などを計算する際は、手当が含まれない標準月額での計算となるため、賞与が低くなってしまいます。

また、手当については貰える条件が会社ごとに異なるため、実際にはもらえないケースもありますので、手当が多い求人は要注意です。

 

〇未経験大歓迎

未経験者歓迎のフレーズをよく見かけますが、経験や技能・学歴問わず、といった記載のある求人は要注意です。

特にITの場合、技術や技能を問わないケース自体が少ないので、これらを問わずに人集めをしている場合、大量採用して必要な人材だけを残すブラック企業である可能性があります。

誰でも歓迎の裏には生き残れる人だけ残ればいい、という企業の思惑があるかもしれないので、要注意です。

 

このように、一見優良に見える求人でも、裏を返せばブラック企業である可能性があるため、上記の内容が参考になれば幸いです。

甘い話につられて面接に行ったら実はブラック企業で、入社した後はなかなかやめられない、という事態にならないためにも、求人情報はしっかり見極めていきたいですね。