実績・自己PRだけで職務経歴書が光る!上手い書き方【スキルリスト付き】

職務経歴書=採用選考の武器

転職活動において、必要不可欠な書類、それが職務経歴書です。

最初に認識していただきたいことが、職務経歴書は採用選考の武器になるということです。

面接は緊張して上手くいかないこともありますし、面接官と馬が合わず、上手くアピールできないこともあります。

ですが、職務経歴書だけは変わりません。

「面接が苦手だ」という人は特に書類作成には是非、力を入れてください!

 
職務経歴書は誰がどこで見る?

職務経歴書は書類選考のときのみに見られるものではありません。

主に「書類選考」、「1次面接」、「1次面接通過させるか、上長がみて判断する」、「最終面接」という4つの機会に見られます

中でも重要なタイミングが3つ目の「1次面接通過させるか、上長がみて判断する」というとき。

主に採用担当(人事)が1次面接を担当しますが、採用担当は面接をすることが仕事ですので、もちろん面接の時間を割きます。

ですが、最終面接は役員、もしくは代表が行います。

見当違いの人と会う時間はありません。

最終面接に進めるかどうかは「採用担当の1次面接の所感(報告書)と応募書類」が判断基準になります。

そのため、採用に至るまで職務経歴書は大切な役割を果たすのです!

 

職務経歴書の構成

職務経歴書には構成があります。

1)職務要約、2)職務内容(業務内容・実績)、3)自己PRが大まかな構成です。

テンプレートによって多少の違いはありますが、だいたいはこれらに沿って作成されます。

その中でも「この人は他の候補者と違うな!」と思わせる職務経歴書にするためには、「実績」と「自己PR」が重要となります。

そこで、その上手い書き方をメインにお伝えいたします。

 

「実績」の書き方

中途採用はあくまで「即戦力」です。

社風やシステムは違えど、すぐに力を発揮してくれる人を求めています。

そのため、あなたが過去にどんな実績を残してきたか、がとても重要なポイントとなります。

実績を分かりやすく、かつ明確に伝えるためには「数値で示す」ことがポイントです。

営業ならノルマの達成率・売上高・受賞歴など書くことはあるかと思います。

それもできるだけ数値を明確に記載することをお勧めします。

ですが、バックオフィス系などの非生産部門、例えば事務職の方が実績を書くことは難しいですよね

ですが、これも「数値」で解決します。

様々な職務経歴書に目を通していますが、「事務処理をより効率的にできるよう、Excelファイルを作成し時間短縮に成功」などの実績を目にすることが多々あります。

とても良い実績だと思いますが、具体性に欠けますよね。

そこで、「数値」を入れましょう。

「事務処理をより効率的にできるよう、Excelファイルを作成し、月約30時間の業務時間が月10時間に時間短縮。また、事務メンバー10人にも共有を行い、計約200時間の時間短縮に成功」という具合です。

実績を思いつかない!という方は一度周りのメンバーや上司に聞いてみることをおススメします。

できるだけ具体的に、数値を含めて書いてみてください!

 

「自己PR」の書き方

面接の場面でも質問されることは多いですが、なかなかうまく見つからないものですよね。

自己PRのコツは「キーワード」で考えるということです。

例えば、「ヒアリング能力」がアピールポイントだとすれば、「なぜなら・・・」と続けるだけで良いわけです。

上記のように、「○○能力」や「○○スキル」という形で準備してください。

そして、最大のコツは、最低6つ以上は用意することです。

なぜ用意しなければいけないか?

それは、提出する企業ごとに変える必要があるからです。

「スピード感」を重視した採用選考をしている企業に、「丁寧さ」という自己PRにしたところで、響きませんよね。

そのため、応募企業の募集要項にマッチする自己PRに変化させることが重要となります。

簡単ではありますが、以下がスキル一覧となりますので、ご参照ください。

基礎スキル:自己制御力、積極性、責任感、主体性、チャレンジ精神、創造力、実行力

業務遂行スキル:課題発見力、習得力、状況判断力、計画力、問題解決能力、ストレス

耐性対人スキル:傾聴力、柔軟性、コミュニケーション能力、協調性、リーダーシップ力

 

まとめ

職務経歴書は、採用に向けての「武器」になります。

そして、年収にも直結する材料にもなります。

年収を決定するのは部長か役員となります。

もちろん、面接でもお会いはしますが、最終決定のタイミングで職務経歴書を見て、「この人はどこまでできるのか?」を再確認し、年収打診に移ります。

まとめると、職務経歴書は採用選考の大事な場面で必ず確認されます。

ですので、簡単に作るだけはNGです。

もちろん、市販の履歴書と同封されている用紙を使って、というのもNGです。

もし、自分だけで書くことが難しいと感じるようであれば、転職エージェントに登録して、コーディネーターの方に相談してみるのもいいでしょう。

より詳しく自分という人間の経歴・アピールポイントを書いてみてください。

そうすることで必ず転職活動がよりよいものになります!