【離職期間の長い人向け】離職期間を面接で上手く伝えるちょっとしたコツ

職歴の空白期間はマイナスポイント?

転職活動などにおいて、職歴に関する空白期間は採用担当側からみれば、マイナスに映ります。

それはなぜか?

一番大きな理由は「この人はこの期間、転職活動を続けていたが、決まらなかった人、仕事に対するブランクがある」などと捉えられるからです。

転職市場では、離職期間は3か月以内がベターとしばしば言われます。

それ以上空いてしまうと上記のように捉えられ、書類選考も通過が難しい状況となります。

ではどのように空白期間をプラスに語ればいいか

本稿ではそれをお伝えしていきますが、本当に少しのコツで十分です!

是非、参考にしてください。

 

 

空白期間はなぜできたか?

まず、はじめにしなければならないことは、「空白期間は何をしていたか?」を考えるということです。

「面接にかなり行ったが、決まらず期間が空いている」、「納得いく企業に内定がもらえなかった」、「資格取得やスキルアップのために勉強をしていた」、「病気の療養をしていた」など理由は様々でしょう。

一度、ブラッシュアップする必要があります。

1か月単位で構いませんので、「〇月は何に力を入れていて・・・、△月は・・をしていて」など振り返ってみてください

転職活動において、一番重要なことはスケジュール管理です。

そのため、まずは過去に何をしていたかを振り返ってみてください。

 

空白期間の理由の特徴は2種類

空白期間において、面接の際などに正直に伝えてOKな理由とNGな理由があります。

まず、その分類をしておきます。

「専業主婦」、「家族の介護・看病」、「出産・育児」、「資格・スキルアップのための勉強期間」などは面接の際にそのまま伝えてOKな理由です。

第3者が聞いても、採用に何ら支障がありませんよね。

あるとすれば、仕事から多少期間が空いており、仕事にすぐ慣れられるかということぐらいです。

そのため、空白期間を説明する際には、「仕事へブランクがありますが、本当に働くことが今から楽しみです。空白期間は、働きたいという気持ちがありつつ、なかなか働ける環境になかったため、この思いをもとに御社で頑張りたいです。」と仕事に対する前向きさをアピールしてください。

それだけで十分です!

しかし、少し説明に工夫が必要な空白期間の理由があります。

その理由と工夫をお伝えしていきます。

 

工夫が必要な空白期間理由と伝え方

そのまま説明することがNGな空白期間理由は、「転職活動をしていたが、内定がなかなかでなかった」、「内定はあったものの、納得いかず転職活動を継続している」、「病気の療養」などです。この3つが伝え方の工夫が必要な理由ですが、工夫の仕方は簡単です。
まず、「病気の療養」についてですが、病気の療養をされていたのであれば、とても大変でしたよね。

働きたくても働けない期間があり、焦燥感があり、精神的にも身体的にもかなり辛かったかと思います。

伝えることは2点です。

「病気はもう完治していること」と「働く意欲が有り余っている」ということです。

病気は自分の意志ではどうにもならないですが、その分「空白期間を取り戻したい」、「人一倍頑張りたい」という思いがあるのではないでしょうか

その思いを面接の際にぶつけることだけで十分です!

必ず心に響きますし、「この人ならパワーを発揮してくれるだろう」と内定もグッと近づくはずです!

最後ですが、「転職活動をしていたが、内定がなかなかでなかった」、「内定はあったものの、納得いかず転職活動を継続している」などの理由です。

転職活動のみを行っており、6か月以上の離職期間があるとすれば、伝え方を工夫しなければなりません。

工夫の仕方として、貴方がその離職期間をどう捉えているかがポイントとなります。

内定がなかなか出ず、悔しい思いをしているか、仕事を早くしたいと焦っているのか、諦めかけているのか、それぞれ思うところは違うはずです。

採用者側が一番重要視していることは、「入社後、この人は期待を上回るパワーを発揮してくれるか?」ということです。

離職期間を「悔しい思いをしたが、自分に何が足りないかなどを考える良い期間になった」とプラスに考えてみてください

答えはそこにあります。

よく、「1年間ブランクが空いたのは、御社のような企業を探していたため」と伝えるといいなどと言われることもありますが、かなりナンセンスです。

なぜならあなたの本心ではないからです。

面接官は上面の言葉は見抜きます。

ですので、離職期間は正直に伝えていいです。

「転職活動に専念していましたが、内定がなかなかでなかったことが正直な理由です」と。

何を工夫すべきかというと、そのあとに続く、言葉選びです。

例えば、「本当に悔しい思いをしておりますが、自分に足りないことや反省するべき点などを考え直す良いきっかけとなりました。ブランクが空いておりますが、その分、御社で長く活躍したいという思いを強く持っております。」と続けるなどです。

これは主観も入っていますが、転職活動を苦戦した人と楽に終わった人では、その後の活躍ぶりが違うと考えております。

転職活動に苦戦して得た内定企業をすぐ辞めるでしょうか?

おおよそ、困難があっても耐えて、力を発揮し続ける人がほとんどだと思います。

 

小手先のテクニックではなく、思いをぶつける

まとめると、「御社に出会うために」などと小手先のテクニックのように伝えず、離職期間をプラスに捉え、伝えてみてください!

採用担当は離職期間がある人に対して、何もマイナスイメージだけを持っているわけではありません。

ハングリー精神があり、内定を出せば精いっぱい力を発揮してくれるのでは?と期待もしています。

これは採用担当者からよく聞く、実際の声です。

そのため、貴方の本心を思いっきりぶつけていきましょう!

そうすることで必ず、扉は開くはずです!