僕の私の第二新卒転職 Part12

 

異職種(公務員)への第二新卒転職活動体験記

私は社会人3年目から転職活動を行い、その年に転職をした第二新卒の経験者です。

私は電子部品の研究開発職として働いていました。

転職活動を始めったきっかけは、仕事で月曜から金曜まで出張で家に帰れない生活が1年以上続き、この先もその生活が続きそうだったからです。

転職に関しては地元に帰ることを前提として考えていたため、前職との職務内容とのマッチングは難しく、公務員や非営利団体職員を中心に考えていました。

公務員系ということもあり、審査には一般教養試験とグループディスカッションを課されることが多かったです。

就職審査については、一般教養の勉強は多少していきましたが、ほとんど意味がなくこれまで学んできたことで十分に対応ができていたと思います。

グループディスカッションについては、周りが新卒の方ばかりで、正直社会人経験がある自分とは話す内容のレベルに大きな差があることを感じ、あまり周りを否定せずに正しい方向に導くように心がけました。

最終的に私は4つの市役所の事務職と技術職をうけ、すべて内定をいただきました。

後々評価を聞いてみると、グループディスカッションでの、間違った多数意見を論理的に否定していた点と否定によって周りの雰囲気を乱さなかった点が高評価だったようです。

 

どんな会社でも完璧に自分に合う会社はない

食品メーカーで商品開発をしていました。

開発業務自体は楽しくやりがいのあるものでしたが、取引先への営業、プレゼンが苦手でだいぶストレスがありました。

そんな時に上司からのセクハラがあり、体調を崩してしまい転職を決意しました。

理系の大学を出ていたので、それを活かせる仕事をと思い化粧品メーカーに絞って就活を始めました。

結果、総合商社の化粧品の品質管理部に採用していただきました。

転職して人間関係のストレスはすごく減りました。

上司も理解のある人で仕事には何も問題ありませんでした。

しかし、年収は50万以上減り、残業は増えました。

始めは楽しかった仕事も、ルーティンが多く刺激が少なくなり向上心を蔑ろにされることも多々ありました。

また、退社の理由の一つであるセクハラも他部署と関わるようになると普通にありました。

今は対処する方法も覚え、同じ会社で働いています。

結局、どこの会社で働いても苦手な事や不満を感じる事はあります。

それにどれだけ折り合いをつけ、我慢できるのかが転職する上で考えるべきことなのではないかと思います。

転職して良くなった事も悪くなったこともありますが、転職しないとわからないことも沢山あったので、トライして良かったと考えています。

 

悔いなきように全力で挑んだ過去と、自分自身を守る未来

新卒で採用されたのは国内生命保険の法人営業でした。

初めの3か月は座学で7月頃から先輩職員に同行し、営業の雰囲気を学びました。

営業の活動時間としては、担当企業の昼食時間にあたる12時から13時までと、定時後にあたる夕方以降と定められていました。

毎日同じ時間に同じ担当企業に行き、保険の勧誘し1人でも多くのお客様に加入いただくことに必死でした。

私自身保険の営業を職に選んだ理由は、母ががんになったことがきっかけでした。

不幸にも、母は保険に加入しておらず、高額な治療費を払い続けてきました。

万一保険に入っていたら、保険でカバーできていたに違いないがこのことが家族としてとても悔やまれました。

お金があれば治療方法や病院を選択することができたのにと思うことが多く色々と悔やまれてなりませんでした。

この時味わった家族としての思いを他の人には感じてほしくないとの思いから、保険の営業ではお客様によりそった提案を一番に考えて行動してきました。

その気持ちがお客様に通じたのか、営業成績は常にトップで本社表彰も経験しました。

しかし、成績をあげればあげるほど上司からの期待が高まり、お客様に最適のプランを提案するのではなく、自分の成績をあげるためのプランを提案するように促されることが多くなりました。

会社としての利益も第一に考えねばならないことはもちろん理解はしていましたが、お客様に寄り添えていない保険を勧めることを絶対とされることが苦しくなり転職を決意するに至りました。

転職活動では、営業としての苦悩を存分に感じてきたので、まったく別の職業に挑戦しようと思い営業事務を志しました。

前職とは全く異なる職種ということもあり第二新卒であっても未経験の職種ということが足かせで、面接でも前職で表彰をされていたこともあり営業職として採用したいと打診されることが多々ありました。

自分自身の希望する職業に採用されないジレンマと同時期に退職した同期が別の営業職で再スタートしていることをしると焦りもでました。

自分自身のペースを崩さず、前職を活かしどういうふうな働きをしたいかを明確にすることで希望どうりの職に採用いただけました。

転職後は、1からスキルを磨くことが求められましたが、自分が望んだ職であったので少しずつ吸収し学びながら取り組むことができました。

転職後は営業事務であったので給料が前職の半分にまで下がりましたが、残業が少ない会社のため定時後にきちんと自分の時間ができ趣味を楽しむことができるようになり毎日がとても楽しくなりました。

転職して本当によかったと心から感じます。

 

転職は自分の未来を切り拓くチャンス。一歩踏み出せば明るい未来へつながる。

新卒で政府系金融機関へ就職したが、OJTの先輩が周囲も認める性格に難ありの男性。

自分の営業スタイルを新卒のペーペーに押し付けてきて、お客さんを怒らせてしまったこともしばしば。

自分の指導通りに私が動けないと業務時間中に1時間以上に渡って嫌味を言い続け、人格をも否定される始末。教わるのが嫌になり、過去の資料を元に仕事を進めるようにしたところ、支店長に効率が悪いと怒られる始末。

流石にこのままでは潰されてしまうと思い、1年2カ月ほどで退職。

その後は実家の手伝いをしながら失業保険をしっかりもらい、全額受け取ってから転職活動をスタート。(この間に雇用保険の補助をしっかり使って医療事務の資格も取得。)

転職サイトに登録し、実家から通えて週休2日、給料も前職よりいいところで探したところ、県内に展開する企業を見つけいくつか応募する。面接には3社ほど行き、どの会社も内定をもらったり、次の面接に来てくださいと案内をもらったりしたが、内2社はクセが強かったり仕事が多忙そうなので辞退。

1社は人事の方が高校の先輩とわかり、そこ1本に絞ることに。自分が希望していた条件にも合致し、圧迫面接も無事クリアして内定をもらう。

あとで話を聞くと転職サイトからの応募は300件超で、その中の1人として選んでいただけたとのこと。

背伸びせず等身大の自分でぶつかった結果、前職より良い会社に出会うことができた。

ちなみに転職後の職場は女性上司が束ねる本社業務。

わきあいあいとした雰囲気でのびのびと仕事をさせてもらっている。

あの時思い切って仕事を辞めて転職したことで、暗い未来を切り拓けたので、苦しい時期もあったがいい経験ができたと思っている。