【就職活動向け】自己PR/自己紹介のコツは3つだけ!

自己PRは「アピールの場面」ではない!

就職活動では、ほとんどの企業の面接で「自己PR(紹介)をお願いします」と聞かれます。

だいたいは面接の最初です。

よくいわれることが「自己PR(紹介)では、長所や得意なことを言ってください」ということです。

ですが、面接の最初に「私は○○が得意で・・・」と長ったらしい話を聞きたいと面接官は果たして思っているでしょうか?

自己PR(紹介)はアピールの場面ではなく、これから質問されるネタの提供の場面です。

アピールポイントだけを伝えて終わるだけでは絶対ダメです。そのことを念頭において一読ください! 


話しやすい雰囲気は自ら作る

自己PR(紹介)が面接の最初に聞かれますが、いわば会話の「つかみ」となります。

心理学的に自己開示(自分をさらけ出す)すると、相手も話やすいということが分かっています。

例えば、話しの流れで相手に彼氏(彼女)がいるかが気になったときに、「私(僕)は彼氏(彼女)がもう1年いないんだよね~。○○さんは?」と聞かれるのと、いきなり「○○さんは彼氏(彼女)いるの?」と聞かれるとのでは答えやすさが断然違いますよね。

大げさな例を出しましたが、自らをさらけ出せばその後の会話の展開が相手もしやすくなります

あくまで面接は会話の場です。

面接は「自己PR(紹介)」が合否を分けると言っても過言ではありません!


自己PR/自己紹介のマニュアルは見るな!

「自己PR(紹介)をどうすればいいかわからない・・・」と、ネットや本で調べ、自己PRを考えてはいませんか?

それはNGです。なぜか?

単純に面白みが無くなるからです。

「私は○○大学4年の○○と申します。私は△△を得意としております。その理由は・・・。本日は貴重なお時間をいただきますが、何卒よろしくお願いいたします」

このフレーズ、マニュアルを面接官は何百回、何千回と聞いています

はっきり面白いとも思いませんし、話しを広げにくいです。

自己PR(紹介)はあくまで「あなたがどんな人間で、何が好きで、どんなことが得意で、苦手で、趣味は何で・・・」ということを知りたいからする質問です。

例えば「映画が好きです」という1フレーズを入れれば、「映画が好きなんだ!どんな映画を見てるの?」など話が膨らみます。

簡単にいえば、あなたが何を長所としているかは、会話していれば分かりますし、エントリーシートにも書いているので、だいたいは把握しています。

面接は、面接官にとって「一緒に働きたいと思える人探しの場」です。

あなたなら「ざっくばらんに話を展開できる人」と「得意なことのアピールなど自己PRがマニュアル通りの人」どちらと一緒に働きたいですか?

答えはそこにあります。

ただし、得意なことや長所を自己PR(自己紹介)に入れることが悪いわけではありません。反対にオススメです。

ですが、それだけに留まってはいけないということです。

 

自己PR/自己紹介のコツ3選

では、どのように自己PRを考えればいいか?

3つを自己PRに入れるだけで十分です。

それは「趣味」、「長所(得意としていること)」、「やってみたいこと、仕事」です。
「趣味」を入れることは勇気がいりますよね。

「趣味」は自己PR(紹介)が面接の序盤にされた場合に入れてください。

面接は緊張されると思いますが、趣味の話が展開されると、気持ちが楽になります。

好きな事をしゃべるときは誰でも顔が輝きます

自分の助け舟にもなりますので、すごくおススメです。

1点だけ注意しておくと、展開しにくい趣味はNGです。

例えば、「アニメ」や「ゲーム」、「漫画」です。

なぜかというと、ジェネレーションギャップが起きるからです。

そのため、趣味は話の展開がしやすいであろう「映画鑑賞」や「スポーツ観戦」などがおススメです!
「長所」を入れることはお勧めですが、端的に述べてください

「○○が得意で、△△を長所と思っております。あとは□□と・・・」のように、必要以上にアピールすると「分かったからもういいよ」と思われるのが関の山です。

長所はあくまであなたのポテンシャルを捉えるものです。

学生のする「リーダーシップ」のアピールと社会人のするそれではレベルが違います。

そのため、長所は端的に、「なるほど、あなたにはそのような資質があるんだね!」という程度に留めてください。

最後に「やってみたいこと、仕事」です。

これは必ず入れてください。

なぜかというと、聞いていて面接官もワクワクするからです。

採用担当からよく聞くのは「学生は誰もあまり変わらない」という声です。

であれば、あなたの現在の長所や得意とすることなどを話しするより、「将来は○○をしてみたいと思っております。なぜなら・・・」と将来の話をする方がいいわけです。

同一線上にいるように見える同期より頭一つ出ようと思えば、将来をどう捉えて自分自身、自分の将来にどれだけワクワクしているかを伝えることです。

未来の話は共通してワクワクします。

そして、面接官も「この人なら何か弊社でやってくれそうだ!」と期待を寄せます。

 

まとめ

自己PR(紹介)は自分を売り込むためのものだけではありません

会話を展開しやすくし、面接官がリラックスして質問していける土俵を準備するためのものです。

転職面接で、趣味を自己PRで言うと「何をしに来たんだ?」となりますが、何十人、何百人、何千人面接をする新卒面接だからこそ、効果があります

あなたが、新卒の同期と圧倒的に違うスキル・経験などがあれば話は別です。

ですが、大抵の人が「アピールできるものなんてないよ・・・」と思われているのではないでしょうか?

無理にアピールポイントを敷き詰める必要はないです。

自分が話しやすい雰囲気を演出することだけに意識をおいて考えてみてください!

必ず効果が出ます。そして、いい結果が返ってきます!