圧迫面接の種類とうまく回避する3つの回答法

 

いざ、面接へ!

と意気込んでみたものの、圧迫面接だったらどうしよう…と不安になりますよね。

私も何度か遭遇したことがあるのですが、圧迫面接が何のためで、どういうものかわかっていれば冷静に対処できます。

まずは、圧迫面接について知りましょう!

 

これって圧迫面接?

圧迫面接とは、面接官が高圧的や威圧的な態度をとることで、否定的な対応や意地悪な質問をすることを指します。

例えば、こちらの回答に対し、「いや、でもそれは…」と否定してきたり、「なんで?」と繰り返し尋問するような口調で問い詰めてきます。

中には怒鳴りちらす面接官も居て、アイデアを売りにしている会社にスーツを着ていっただけでスーツを着てくるようなやつは帰れ、と怒鳴られたことがありました。

このように、一口で言うと「マナーの悪い」面接を圧迫面接といいます。

そのため、このような態度をとられたからと言って、自分のことを嫌っているのでは?とネガティブになることはありません

圧迫面接とはこのようなもので、今では少なくなったものの、大多数の人が圧迫面接を経験しています。

 

圧迫面接その1:質問責め

「どうして我が社を選んだのですか?」の問いに対して、「〇〇だから」と回答したものの、さらになぜそう思ったのか、他ではだめなのはなぜか、など質問責めをしてくるパターンがあります。

これが圧迫面接の中で最も多いパターンで、執拗に「なぜ?」を繰り返し聞いてきます。

例えば、「御社でより顧客に近い立場で仕事がしたく、応募しました」に対して、「なぜうちでなければならなかったんですか?他にもいろいろあるでしょう」や「顧客に近い立場というのは、あなたの中ではどのようなポジションを指すのですか?」など、動機について掘り下げて質問してくることもあります。

 

圧迫面接その2:回答の否定

自己PRや志望動機に対して、否定的な意見をぶつけてくるのも圧迫面接で特徴です。

例えば、長所についての質問にて「能動的で、何でも自分から進んでやるところです」と回答した際、「何でも自分からやる、ということですが、人から言われてやるのが苦手なほうですか?」や「何でも自分で解決できないことにぶつかったらどうしますか?」など、上げ足を取るような質問責めに合うことも。

 

圧迫面接その3:条件面でのマイナス

条件面での悪さをアピールしてくることもあります。

例えば、若い人が中心の会社で、中途の応募者が来た場合、上司が自分より若くなってしまうことがあります。

この時、「あなたより若い人しかいませんよ?」や「年下の上司に使われることになりますが大丈夫ですか?」など、条件面での悪さを前面に出してくることがあります。

他にも残業が多いことや、休日出勤の可能性もあるなど、応募欄には記載されていないマイナスな面をアピールしてくることがあります。

 

圧迫面接の対処法

では、これらの圧迫面接に対応するにはどうすればよいのか、気になりますよね。

圧迫面接も対処法をしれば怖くないので、ぜひとも面接前にチェックしておいてください。

 

自分自身の動機を掘り下げる

圧迫面接で「なぜ?」を問い続ける背景には、単純に応募者の真意を確かめたい、という思惑があります。

これには、こちらが回答した内容では本音が見えてこないので、さらに深く掘り下げて質問をしてくることもありますので、自分の志望動機を考える際、掘り下げて考察してみると良いでしょう。

例えば、「お客様とより近い立場で働きたい」→なぜ?→「ダイレクトのレスポンスをもらえることに喜びを感じるから」→なぜ?→「自身が作ったものを感想を聞くことで、新たな提案のチャンスが生まれるので」と、自分自身の回答に対し、「なぜ」と問い続けていくことで、志望動機を深く掘り下げることができます

また、その過程で、どうしてもその会社でなければならない理由についてまとめられると、より良いでしょう。

ここまで準備しておけば、「なぜ」の攻勢も怖くないですよ!

 

感情的にならずに冷静に対処

自分の回答に対し、否定的な態度や意見を述べられると、むっとしますよね。

でも、ここで不機嫌が顔をしてしまったり、態度に表してしまうのはNGです。

これには、ストレス耐性をチェックされている場合があります。

お客様の中には理不尽だったり、怒りっぽい人など、様々なタイプの人がいます。

仕事を行う中で、理不尽な要求を叩きつけられたり、一方的に怒鳴られることもあるため、これに対して冷静に対処できるか、を見ています。

そのため、このような態度を取られたら、まず冷静でいることを心掛けてください。

相手は何もあなたのことを嫌っているわけではなく、わざと否定的なことを投げかけているのです。

そのため、相手の挑発に乗らず、否定に否定で返すのでもなく、一旦相手の言い分を受け止めた上で、改めて自身の意見を述べるのが最善策です。

 

条件面でのボーダーラインを決めておく

劣悪な条件を提示された場合、無理にその会社に入る必要はないので、事前に自分の中でのボーダーを決めておくと良いでしょう。

それには、想定される悪条件をあらかじめ把握しておくことが大切で、年齢層が若い会社へ応募する際は、先の述べたように、自分より年下の上司となることが想定されます。

また、若手の中に、一人年代の違う自分が入ってやっていけるか、についても検討してみる必要がありますし、他にも転勤や残業、休日出社にどこまで耐えらるか、など考えられる悪条件にどこまで自分が対処できるかを把握しておく必要があります。

 

 

圧迫面接の多くは、その背景に理由があり、応募者の真意や人となりを見抜きたいという思いがあります。

そのため、少し意地悪な質問だな、と思っても嫌な顔をせず、むしろ臨機応変な自分をアピールするチャンスと思って、前向きに捉えられると良いですね!