【第二新卒】大手から大手の転職状況と突破法

 

大手から大手への転職はできるか?

本記事をお読みいただく前に、表題の結論を先にお伝えしておきましょう!
大手から大手の転職は第二新卒にできるのか?ということですが、「難しいが可能である」ということが結論になります。
就職活動のときよりも必然的に難しくなりますし、大手にこだわる必要は実際にはないように感じます。
ですが、大手企業にもう一度と考える方も多いかと思いますので、その「難しい」といえる理由と、「可能である」という根拠についてお話していきましょう!

 

大手企業への転職が難しいワケ

なぜ、大手企業への転職が難しいか?
就職活動において、大手企業に何社も内定をもらえたでしょうか?そこに答えがあります。
リクルートワークス研究所の「大卒求人倍率調査2019年卒」を見ると企業規模別に、300人未満は9.91倍、300~999人は1.43倍、1000~4999人は1.04倍、5000人以上は0.37倍という求人倍率となっています。
大手企業の人気は明らかですよね。新卒でも内定が厳しく、新卒採用で充足する可能性が高い中で、第二位新卒への枠を用意することは積極的には行われません
加えて、大手企業は昇進や昇格には、新卒からの生え抜き組を優先する傾向にあります。
そして、毎年、何百人単位で採用を行うため、第二新卒の採用は不要だということが多いです。

 

それでも可能性は残されている

ですが、可能性は残されています。
新卒一括採用の廃止を経団連・内閣が発表しましたが、新卒一括採用をやめている大手企業も多くあります。
例えば、リクルートやYahoo、楽天などがそれです。
いわゆる「通年採用」を採用し、30歳未満であれば時期や経験問わず、一律に選考を行うというものです。
つまり、新卒と経験者と同じ土俵で選考に進めるということです。
こういった企業は将来的に必ず増えますし、今でも数多くあります。新卒一括採用に頼っていない企業もこのようにありますので、チャンスは残っているということになります。

 

「可能である」の根拠とは?

可能性は「通年採用」を実施している、実施していなくともそういった採用手法に拠っている企業があることが根拠だということはお話しましたね。
では、「大手から大手」が可能であるという根拠はというと、「あなたのポテンシャル」と「一定のビジネススキル・マナーを身に付けている」という2点にあります。
「あなたのポテンシャル」とは、上記で見たように、新卒で大手企業に就職することは至難の業ですが、その状況で内定をもらったという実績は「この人には何か、輝くポテンシャルがあるのでは?」と思わせるステータスになります。
そのため、期待されている可能性が高いということです。
「一定のビジネススキル・マナー」は中小企業とは違い、大手企業は研修に2~3か月かけることがスタンダードです。
そのため、大手に勤めていた第二新卒にはビジネススキル・マナーが一定ついているという期待がもて、採用した後にすぐにOJTで業務研修に入れるというメリットが採用側にもあります。
これらが、可能性が残されている根拠です!

 

まとめ

大手から大手は「難しいが可能である」ということが結論です。
ですが、大手企業にこだわる必要はないかもしれません。
大手企業と中小企業の採用基準は明らかに違います。
大手企業を受け続け、運よく内定をもらえることもありますが、転職活動を難化させる可能性があります。
大手企業に勤めて、なぜ退職するのかをまず考えてください。
その退職理由は大手企業でないと解消されないものでしょうか?
おおよそ、それが答えとなります。
もちろん、あなたにはポテンシャルが無限にありますが、それを生かす場は中小企業であろうと必ずあるはずです!
大手企業にこだわらず、それでも大手企業に就職したいと考えるのであれば、中小企業も受けつつ、幅広く転職活動を行うことをおススメします!
選択肢を広げながら、転職活動してみてくださいね!