【第二新卒】転職活動で絶対守るべきマナー4選
就職活動とは違う
転職活動転職活動は新卒の時のそれとは全く違います。
何が違うのか?
それは、“新卒ではある程度は許されていたものが許されなくなる”ということです。
学生と社会人では見られる観点も全く違ってきます。
第二新卒の社会人経験は短いですが、身分は社会人ですので、その点は気を付けなければなりません。
第二新卒の面接や転職活動を見ていると、“え!?本当に大丈夫?”ということが多いです。
そこで本稿では、転職活動中、もしくは転職を考えられている第二新卒向けに、これだけは気を付けたいマナーをお伝えしましょう!
連絡の取り方
新卒でも中途でも選考を受けている企業と連絡を取ることは頻繁にありますよね。
面接の日時、選考結果、内定…様々なことでやり取りを行います。
その際、社会人として最低限のマナーでもありますが、「連絡のレスポンスは早く」ということを守ってください。
電話で連絡がきた際は、出られる状況にあればすぐに出る、もし出られなかった場合は不在着信を見たタイミングで折り返しの電話をする(その企業の営業時間内に)、ということを行いましょう。
特にメールでの連絡には、しっかり返信を行ってください。
最近、若者はLINEでの連絡を頻繁に行っていますが、「未読スルー、既読スルー」をしてしまうことも少なからずあるでしょう。
ですが、メールにおいてはNGです。
企業の採用担当も暇ではありません。
メールを送信して返信がこない、1日おきに返信がくる、という人はその時点で「不採用」と考えるものです。
面接をどれだけ上手くしようと、連絡がマメに取れない人に採用通知は渡しません。
ですので、しっかり企業からの連絡には応答しましょう!
面接の時間
「面接時間より早く来る」ということは常識ですが、びっくりすることに20分前に来る人も現にいます。
企業の採用担当はタイムスケジュールが密な場合が多く、20分前に来ても迷惑な場合が多々あります。
ですので、面接時間の5分前に受付しましょう。
早く着き過ぎた場合、5分前になるまで待ってください。
もちろん、受付の前で何分も待つのも不審感が出ますので、ビルの外などで待つようにしましょう!
あとは遅れる場合は必ず電話をして遅れる旨を伝えましょう。
「なぜ遅れるか、何分程度遅れるのか、謝罪の言葉」を電話で伝えてください。
面接をキャンセルする場合も同じです。
何も連絡せず、面接をキャンセルすると、企業側はとても迷惑します。
礼儀として守ってくださいね!
言葉遣い
面接時や電話の際に気を付けたい言葉遣い。
ですが、なかなか自分では気づかないものです。
第二新卒、若い人がよく使ってしまうNGな言葉遣いを少しご紹介しましょう。
まず、「~です」ではなく、「~っす」と言うことです。
若い人が敬語と捉えていることが多いですが、聞いている面接官はあまり心地よく聞いていません。
仲の良い先輩や上司に対しては大丈夫かもしれませんが、癖づいている人は直しましょう!
もう一つが「了解です」という言葉。
第二新卒に電話をし、連絡事を伝えると「了解です」とよく言われます。
本来は「かしこまりました」、「承知しました」がスタンダードです。
少し細かいかもしれませんが、「了解です」は敬語でもなんでもありませんので、気をつけましょう!
姿勢
驚くことに面接中に背もたれにもたれている人がいます。
ウソのようなことですが、態度がいいとは思えません。
「背筋を伸ばし、背もたれから握りこぶし一個分前で座る」ということは最低限守りましょう!
また、面接の際に中途面接の場合、面接官より先に面接室に入ることが多いです。
受付をしてもらい、案内された後、「お座りになってお待ちください」と言われ、面接官が来るのを待つ、ということが多いですが、その際は座って待っていて構いません。
ですがその後、面接官が来たにも関わらず、立とうとしない人がいます。
普通にされている方は「本当にそんな人いるの?」と疑われるかもしれませんが、基本的に面接官が室内に入ってからは、面接官のあとに着席することがマナーですので、気を付けてください!
まとめ
少し細かいことまで言ってしまいましたが、社会人としてのマナーとしてお伝えしました。
面接官も「わざわざ弊社の選考のために、面接にお越しいただいている」という気持ちをもち、どんなときでも敬意を払っています。
第二新卒の若手であるということに関わらず。
ですが、それに対して「面接を受けさせていただく」という敬意を払わず、面接や選考に臨むと、あまり気持ちの良いものではありません。
第二新卒の面接の際に見ることは、「即戦力になるか」ということではなく、「戦力となるポテンシャルをどれだけ秘めているか」という点です。
その際に、「連絡が遅い」、「面接の時間に正確ではない」、「言葉遣いがなっていない」、「姿勢が悪い」などがあれば、採用にするわけにはいかなくなります。
面接の目的はあくまで「内定」です。
そのためにも、最低限のマナーを守っていきましょう!
【第二新卒】面接官が第二新卒に期待する2つの特徴と活かし方
採用担当は何を思っている?
私はとある企業の採用担当をしておりますが、第二新卒の方とお会いさせていただく機会もたくさんあります。
そこで採用担当同士でよく話す第二新卒の印象や期待していることをここではお伝えできればと思います。
普段、採用担当から何を思われているのか聞く機会もないかと思いますので、是非一読いただければと思います!
採用担当は「自社の企業成長」を願い、いつも面接をしています。
そして、売り手市場の中ですので、常に「弊社の選考、面接を受けていただき、本当にありがとう」という思いを持ちながら、面接を担当します。
偉そうな面接官と出くわすことも多いかもしれませんが、あなたの人生に関わる以上、真摯に向き合うということが採用担当の気持ちです。
第二新卒のイメージ
「長く勤められなかった」という点では、少しマイナスなイメージを持っています。
ですが、「なぜそうなったのか?なぜ辞めるという決断をしたのか?」ということは、とても気になっています。
あとは「わがままじゃないか?」ということ。
面接のとき、ウソの退職理由を言う第二新卒の方もいますが、採用担当が知りたいのは「本当の理由」です。
「自己プロデュース(見せ方)」は大事ですが、「本当の理由を聞きたいな」ということを常に思っています。
見るポイントは「謙虚さがあるか?」ということです。
「○○が嫌で退職しました」と正直なことはとても良いと受け止めますが、辞めた責任を人に押し付けず、自分も我慢不足だったなどと謙虚な人にはとても惹かれます。
第二新卒と話していると…
第二新卒の方とお話しさせていただき、「やりたいこと、夢」を聞くと、「甘いなー」と思うことは多々あります。
ですが、それは仕方ありません。
社会人経験も浅く、これから仕事人生を切り開いていくのに、甘さも必要だと思います。
「甘さ」と「仕事の成果」は紙一重だと思っています。
なぜなら、「甘さ」を自覚した時が一番の成長ポイントになっていくからです。
ですので、第二新卒の方の「やりたいこと、夢」はとても興味深く聞いています。
もう一つが「プライベート」の話をしているとき、「ワークライフバランス」という言葉をよく聞きます。
採用担当同士で話すと「最近の若い人は口を開けば、ワークライフバランス…、そんなに仕事がつまらないのだろうか」という話をしてしまいます。
これは本音ですが、「ワークライフバランス」という言葉はあまり面接時に使わない方が良いです。
なぜ、ワークライフバランスという言葉を嫌うか?
それは、「仕事もプライベートも中途半端ではないのか?」と思ってしまうからです。
どちらかを本気で取り組むのであれば、とてもウェルカムな言葉だとも思っていますが…。
第二新卒に期待すること
第二新卒に期待することは「若さ、フレッシュさ」と「熱意」です。
第二新卒の方が「私は○○ができ、△△もでき…」と言われても、あまりピンときていません。
なぜなら、社会人経験の長い人の方ができることが多いからです。
それよりか、「まだ社会人経験が浅く、わからないことも多いですが、御社のためにも社会のためにも全力をだします!」という人の方がとてもフレッシュで熱意を感じ、採用したいと思うわけです。
あともう一点が、「活力をどれだけ企業に分けてくれるか」という点です。
あなたも経験があるかもしれませんが、例えば部活動で新入生が入ってくるタイミング、あなたのモチベーションは上がりませんでしたか?
第二新卒の方にはその点をとても期待しています。
仕事は良くも悪くもマンネリ化し、惰性になってしまうことがあります。
そこで、第二新卒の方が入社し、成績をあげなくても全力で業務に取り組むことで、周りが危機感を覚え、社内に活気が戻ります。
これが第二新卒に期待する最大のポイントです。
まとめ
採用担当目線で本音をお話ししましたが、第二新卒にはとても期待しています。
まとめると、「前職(現職)の環境で花開かなかっただけで、ここの環境なら花開くのでは?」という期待を抱いています。
社会人になってまだ不安もあるでしょう。
経験がないことを自虐することもあるでしょう。
ですが、あなたが「仕事を頑張りたい、努力したい」と熱意を持っていれば、面接が下手でも、採用したいと思います。
「まあ、プライベートと両立できれば」という気持ちはいったん捨て、仕事に全力で取り組みたい、というマインドセットで転職活動に臨んでみてください!
そうすることで必ずいい結果がついてくるはずです!
【第二新卒向け】絶対回避!求人からブラック企業を避ける4つのチェックポイント
- 初めての転職は分からないことだらけ
- 第二新卒にとって求人票の見方は難しい
- 求人票のチェックポイント:その1
- 求人票のチェックポイント:その2
- 求人票のチェックポイント:その3
- 求人票チェックポイント:その4
- まとめ
初めての転職は分からないことだらけ
第二新卒は初めての転職になります。
書類の作り方から企業との連絡の仕方など分からないことだらけでしょう。
その中でも求人票の見方はなかなか難しいですよね。
転職サイト・人材紹介・ハローワーク…利用するところは多いですが、魅力に感じる求人に出会えるかはあなたの求人票の見方次第です。
そこで求人票のチェックすべきポイントをお伝えしましょう!
第二新卒にとって求人票の見方は難しい
そもそも第二新卒にとって求人票の見方はなぜ難しいか?
就職活動をご経験されている方がほとんどですが、マイナビ新卒・リクナビ新卒をよくご覧になられたでしょう。
そのなかで、営業職・事務職・エンジニア職etc…様々な職種が目に入ったかと思いますが、就職活動はどちらかというと、「どの会社が自分にとっていいか」ということがメインです。
いわば「就社活動」になっているわけです。
理由は「総合職(企業側が新卒の配属を決定する)採用」がメインであるためで、リクナビ新卒・マイナビ新卒では業種(業界)で絞って検索することがメインです。
ですが、転職活動においては、職種採用がメインですので、そもそも検索軸が変わってきます。
この就職活動と転職活動の求人検索の違いが、第二新卒が求人票を検索し、見ることを難しくさせているわけです。
求人票のチェックポイント:その1
第二新卒の転職活動において、職種検索は「やりたい仕事ができる」という素敵なロジックになっています。
ですが、まず注目すべきポイントは「業種(業界)と規模」です。
なぜか?
第二新卒の転職活動の失敗例でよく耳にするのが、「こんなブラック企業だと思わなかった」ということです。
その理由は「やりたい仕事」にばかり目が行き過ぎて、企業や業界の研究を置き去りにするからです。
ここではいえませんが、「ブラック 業界」と調べれば、業界を重視しないといけないわけが分かるはずです。
求人票のチェックポイント:その2
チェックポイントその2は「給与」です。
なぜか?
簡単なロジックになりますが、給与の高さと仕事のしんどさ、ノルマの高さは比例します。
第二新卒から「年収400万円以上」は危険と思った方がいいでしょう。
厳しい言い方にはなりますが、第二新卒の仕事におけるスキルと「年収400万円以上」はギャップがとてもあります。
営業やエンジニア職でも「年収350万円程度」までにとどめるべきでしょう。
「それでも給与を重視している」という方はその企業のモデル年収や昇給率を調べてください。
「今貰える給与」よりも「今後、上がる可能性」を見出すことが、結論としてはあなたの生涯年収を確実に引き上げます!
求人票のチェックポイント:その3
チェックポイントその3は「勤務時間」です。
第二新卒でここに注目する人は多いかと思います。
では勤務時間のどの点に注目すればいいのか?
まずは「残業時間」です。
残業時間を記入していない求人はまず疑いましょう。
このご時世で残業時間を明記していない企業は少し疑問を感じます。
その他は「固定残業代」と「平均残業時間○○」という表記です。
固定残業代は30~60時間つけている企業が多いです。
ですが、ここはスルーしてください。
第二新卒の方の話を聞くと「固定残業代をつけているのであれば、それだけ残らないといけない」と解釈をされています。
これは明確にNoと言えます。
固定残業代の解釈は、企業側からすると、「固定残業代つけないと仕事もないのに残業をして、お金を稼ごうという人が増えてします。
そのため、○○時間はつけている。そのラインを超えるぐらい、仕事もないのに残業をするならどうぞ」という具合です。
最後に「平均残業時間○○」という表記ですが、これが「0」という求人には気を付けてください。
日本で就業時間前に帰る文化はなので、多少なりと残業時間は出てしまうはずです。
0以外は基本的には信じてもいいかもしれませんが、マイナビ新卒やリクナビ新卒でその求人の企業における平均残業時間をみるのもいいでしょう!
それで数値がおおよそ一致するようであれば真実とみていいと思います。
求人票チェックポイント:その4
最後に、チェックポイントその4は「写真」です。
これは転職求人サイトに限定した話ですが、転職サイトに求人を載せる際、必ず「取材」といって、転職サイト運営会社の営業マンが求人企業に取材を行います。
その際に写真を撮るわけですが、「集合写真がない」、「表情が暗くみえる」、「人が登場せず、建物やオフィスだけ」という求人は基本的にNGです。
後者2点は分かりやすいですが、「集合写真」がなぜないといけないのか?
取材の際に、写真撮影の依頼をされますが、「時間的に余裕のない会社」、「人間関係があまりよくない会社」の求人には集合写真がないことが多いです。
そのため、この点はチェックしておくべきでしょう!
まとめ
求人票のチェックポイントは以上です。
いかがでしたか?
第二新卒になると、どうしても仕事内容に目が行きがちですが、チェックするべきポイントはそこではないのです。
退職する、退職したい理由として、仕事のミスマッチもあるかもしれませんが、おおよそ「環境」がその理由の主でしょう。
極論をお話しすると「仕事内容はいいが、人間関係・雰囲気が悪く、サービス残業が横行する会社」か「仕事内容は少し希望とはずれるが、人間関係が良好で、和気あいあいと仕事ができ、残業時間も多くない会社」どちらで働きたいですか?
おおよそ後者でしょう。
そのためにお伝えした求人票のチェックが必要なのです!
あなたがよりよい求人と出会うカギはお伝えいたしました!
応募しようと思われている求人をもう一度見直してみてくださいね!
【第二新卒】退職理由をうまく伝える3つのコツ
- もともと辞めたくて辞める人はいない
- 第二新卒の転職理由は?
- そのまま面接では言えない…
- その1:仕事が自分に合わなかったため
- その2:「人間関係がよくなかったため」や「労働時間、休日、休暇の条件がよくなかったため」
- まとめ
もともと辞めたくて辞める人はいない
第二新卒の退職理由は様々でしょう。
ですが、入社前から「辞めたいな…」と思って入社する人はほとんどいないはずです。
約80%の新入社員が社会人に明るい希望をもっているというTVの調査結果がありました。
つまり、「社会人、頑張るぞ!」という気持ちと「現実」にギャップが生じる、“リアリティショック”が退職する要因だと言われています。
どんな退職理由でも“リアリティショック”は生じていることが多くあります。
こうした要因があるということを念頭に置いて、一読いただければと思います!
第二新卒の転職理由は?
内閣府が発表した「2018年版子供・若者白書」において、発表された「若者が初職を辞めた理由(複数回答可)」を5位まで見ていきましょう。
1位は「仕事が自分に合わなかったため(43.4%)」、2位は「人間関係がよくなかったため(23.7%)」、3位は「労働時間、休日、休暇の条件がよくなかったため(20.7%)」、4位は「賃金がよくなかったため(20.7%)」、5位は「ノルマや責任が重すぎたため(19.1%)」と続いています。
貴方はどれに当てはまっていますか?
1位の理由を除いて、「職場の環境」の理由と言えるでしょう。
そのまま面接では言えない…
第二新卒の退職理由の伝え方が難しいと言われる理由は、上記の退職理由が代表的なものですが、そのまま言ってしまうと、マイナスイメージがついてしまうからです。
第二新卒の面接において、面接官は退職理由を一番と言っていいほど、採用するかの基準においています。
それは、「弊社でも同じ状況になるとすぐ辞めるのではないか?」と考えるからです。
中途採用の採用費は1人当たり45万円と言われていることからも、すぐに辞められると採用日がムダ金になるため、面接官はそのリスクを避けることを重要視しています。
では、どのように退職理由を伝えればいいのか?
退職理由の3位までをポジティブに言い換える方法を詳細にお伝えしましょう!
その1:仕事が自分に合わなかったため
退職理由の1位ですが、圧倒的多数の退職理由ですね。
「仕事が合わなかった」といえば、例えば「営業職をしているけど、人と話すことが苦手だ…」と思う人もいれば、「エンジニア職についているが、コツコツ積み重ねることが難しい」など様々理由はあるでしょう。
ですが、この退職理由は簡単にポジティブに言い換えることができます。
退職理由の言い換えのコツは共通して「本当のことも伝える」ということです。
営業職が合わず、退職するということを例として挙げてみます。
「もともと、人見知りなこともあり、営業職には不安を抱えておりましたが、先輩・同僚にしっかり学びながら、売れる営業マンになるため、工夫を重ねて業務に従事してまいりました。ですが、自分自身のポテンシャルを考えたとき、今後成長ができる職種かと疑問に思い、退職することを決意致しました。決断は時期早々だということはとても反省するべき点だと考えております。ですが、今後の社会人としての成長を考えたとき、今が新しいチャレンジに踏み出す時だと考えました。」という具合です。
コツは3つです。
1)正直に「その仕事で自分が合わないと感じたこと」を言う、
2)早期離職に反省している、
3)今後のビジョンを考えていることをアピールする、ということです。
完璧な退職理由を準備する必要はありません。
面接官はその後、「では、あなたが考えるキャリアビジョンは?」、「具体的にはどんな点が難しかった?」など話を広げます。
それに素直に答えることが「誠実に自分に向き合っている」とアピールすることができるわけです。
その2:「人間関係がよくなかったため」や「労働時間、休日、休暇の条件がよくなかったため」
これらはまとめて考えることができます。
2位以下の「職場の環境」を理由とする場合、同様に考えることができますので、参考にしてください!
では、例として「人間関係がよくない」ということを取り上げましょう。
伝え方は以下の通りです。
「前職(現職)では、正直に申し上げますと、人間関係がすこぶる悪かったです。具体的には同僚間のいじめがあることや上司からの叱責が毎日のようにあるなどです。毎日、時間を一緒にするメンバーや同僚の雰囲気が悪いことで仕事にかなりの支障をきたすことも多々ありました。自分自身のコミュニケーション能力不足という点も大いにあり、そういった人間関係を良好にする方法を考えるべきでしたが、社会人として力不足ということもあります。ですが、今回は新しい職場・メンバーと一生懸命、仕事に向かっていきたいと考え、退職を決意しました」
いかがでしょうか?
コツは3つ、
1)正直に「どんな環境だったか」ということを伝える、
2)自分自身の反省点を述べる、
3)仕事には前向きであるという意思を伝える、ということです。
環境が原因で退職を決意すると、退職理由を話すときに、どうしても「人のせい」という伝わり方になってしまいます。
そのため、自分が悪かった部分、反省点を伝え、環境がよくなれば、仕事の成果は発揮します、というアピールをすることで面接官は「責任転嫁せず、しっかり受け止めている。この人は環境さえ変えれば花開く、うちの会社ならそれが可能だ」と考えつきます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
退職理由を伝えるときに求められることは、「素直に現状を受け止めているか?」、「責任転嫁せず、受け止めているか」、「仕事には前向きなのか」という3点だけです。
正直に伝えるだけでは、面接官の評価は悪くなりますので、退職理由はあくまでプラスマイナス0にすればいいのです。
「正直な部分―建前(反省や仕事の熱意)=0」という方式です。
一度参考に、考えてみてください!
【第二新卒】転職活動に失敗する人の3つの思考法
第二新卒の転職は何に注意するべき?
「転職活動で何に注意するべきでしょうか?」
転職相談に乗っていると、第二新卒からこんな質問をよく聞きます。
「失敗したくないんだろうなあ…」
もちろん仕事選びは慎重にするべきですが、特に第二新卒は前職(現職)のイメージが強く、もう失敗できないという気持ちは大きいはずです。
それでも失敗してしまう人を幾度とみてきました。
その失敗例(3つ挙げます)から学べることは大きいので、今回はそんな失敗例とその失敗の原因、そしてどうすれば失敗しないのかをお伝えしていきましょう!
人は頭のイメージと行動が一致する
失敗例を見ていく前に、「イメージと行動の関係」をお話しておきましょう。
人はマイナスイメージもプラスイメージも、イメージするだけでそれが現実化します。面白いぐらいに。
スポーツ選手や芸術家などはイメージトレーニングを重要視します。
それはイメージしたことが現実となることを経験しているからです。
例えば、ボールを投げるという動作においても、「相手の胸元に」とイメージして投げることと、「相手にちゃんと投げれるかな…逸れたらどうしよう…」と考えてしまうのでは、投げる動作のスムーズさが違ってきます。
逆に言うと、イメージできないことは現実でできないですし、イメージが明確にできるものは現実でもできるものです。
「失敗しないように…」ではなく、「上手くいくようにするコツは?」という観点から失敗例を見てください!
ケース1:行動量が少ない人
よくあるパターンの失敗例です。
前職を退社して、2か月目で転職相談に来た23歳女性の例
その女性は人間関係を原因に退職を決意しました。
経験上、人間関係で苦労したことがないことから初めての経験だったと言います。
仕事に良いイメージがなく、転職活動も前向きになれないとも言います。
「人間関係が良い職場はどう探せばいいのか?」退社2か月たっても、1社も選考に進まず、毎日悩む日々でした。
その後も、時間だけが過ぎ、1社だけご自身で受けたところ、運よく内定をもらい、入社。
しかし、そこでも上司の叱責などがあり、2度目の早期離職を余儀なくされました。
この方が転職に失敗した理由は何か?
それは「行動量の少なさ」です。
人間関係などは求人をいくら見ようと、全部までは分からないです。
そこでは、「面接に行って、社内の雰囲気を自分の目で見て感じて、他社と比較して考える」という行動が必要でしたが、足が進まずでした。
「失敗したくない」ということを言い換えると「行動しなければ失敗しない」ということです。
ですが、転職活動における失敗は、内定・入社をもらった企業とマッチせず、早期離職するということに他なりません。
行動量は転職活動において、最も重要なことです。
自分にとってベストな企業に出会うためには、「面接での失敗を重ねることが必要」だということです!
ケース2:転職活動において改善をしない人
営業職を辞めたが、営業職での転職を目指す22歳男性
「営業をしたいんですが、ノルマがきつく辞めました。でも営業がしたいんです!」と第一声目に言われました。
退職して3か月間、転職活動の状況がよくなく、相談に来ましたが、どうも他人の責任にする傾向や自己中心的な性格ということが目立っていました。
しかし、「自分を曲げてまで入社して何の意味がある!自分のやり方がある」と自分を疑わず、転職活動が長引き、正社員での転職を諦めることとなりました。
「自分を曲げない」、時には必要なことかもしれませんが、「自分が置かれている状況を把握できていない」という第二新卒は非常に多いと感じます。
この方の例でいえば「企業側に不採用と言われている、その理由は何か?」と立ち止まり、改善することを放棄したことにマイナス点があります。
第二新卒の方は転職市場でいえば、もともと不利な立場にいます。
応募の相手が仕事・職種の経験者だらけです。
その中で勝ち抜こうとすれば、自分を見つめなおし、アピールの仕方を変える、時には自分自身の考え方、行動、性格を変えなければならないこともあります。
第二新卒は意外と頑固なところがありますが、時には大人の客観的なアドバイスを素直に受け止め、改善することが必要です。
転職活動では、「計画→行動→失敗→反省」を繰り返し行うことで、良い企業に出会い、入社する可能性は格段に高くなります。
ケース3:「まあいっか」思考の人
サービス残業・休日出勤を理由に退職した24歳女性
販売・接客に従事していた女性ですが、販売職にサービス残業・休日出勤は多いと思います。
それを理由に退職しましたが、一度辛い思いをしたからか、転職活動に本腰を入れることをしませんでした。
失業手当で生計をいったん立てましたが、その後アルバイトをし、正社員での転職を諦める形となりました。
「失敗」の定義はそれぞれではありますが、第二新卒では正社員での転職を目指すべきだと考えます。
フリーターになると、正社員に戻ることが多少なりと難しくなります。
20代のフリーター率は23.9%と4人に1人と割合です。
この人の失敗の原因は一度、辛い思いをしたことにより、辛いことから逃げ、「まあいっか」と考える思考が癖になってしまっていたことです。
第二新卒で理想が高いこと、プライドが高いことが特徴として挙げられます。
社会人経験が短いとどうしても、社会がどのようなものか、我慢しないといけないタイミングが分からないこともあります。
理想やプライドは時には必要ですが、第二新卒を見ていると、言い訳のための枕詞に感じることもあります。
「まあいっか」と考えるには早すぎますし、逃げれば逃げるほど居心地の悪い環境にさらされます。
自分に向き合うことも時には必要ということですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
少し厳しい言葉も交えながら、失敗例を見てきましたが、少しでも当てはまることがあれば、改善し良い方向に変えていく必要があります。
失敗例に挙げた人も少しでも自分を変えれば、最終的な失敗はなかったかもしれません。
繰り返しになりますが、転職活動における失敗は「希望に近い企業からの内定が出ない」ことにあります。
それまでの失敗はいくらでもしてもいいと思います。
仕事を再開したあとの糧にもなります。
これから転職活動をする方、転職活動中の方は失敗例を参考に、転職活動の姿勢を変えてみてください!
この記事を読もうとした行動だけでも失敗しない、成功する人だと思います。
転職活動は辛いことも多いですが、楽しいこと、出会い、知識、いい縁も多いです。
自分に向き合いながら頑張ってください!
【第二新卒】大手から大手の転職状況と突破法
大手から大手への転職はできるか?
本記事をお読みいただく前に、表題の結論を先にお伝えしておきましょう!
大手から大手の転職は第二新卒にできるのか?ということですが、「難しいが可能である」ということが結論になります。
就職活動のときよりも必然的に難しくなりますし、大手にこだわる必要は実際にはないように感じます。
ですが、大手企業にもう一度と考える方も多いかと思いますので、その「難しい」といえる理由と、「可能である」という根拠についてお話していきましょう!
大手企業への転職が難しいワケ
なぜ、大手企業への転職が難しいか?
就職活動において、大手企業に何社も内定をもらえたでしょうか?そこに答えがあります。
リクルートワークス研究所の「大卒求人倍率調査2019年卒」を見ると企業規模別に、300人未満は9.91倍、300~999人は1.43倍、1000~4999人は1.04倍、5000人以上は0.37倍という求人倍率となっています。
大手企業の人気は明らかですよね。新卒でも内定が厳しく、新卒採用で充足する可能性が高い中で、第二位新卒への枠を用意することは積極的には行われません。
加えて、大手企業は昇進や昇格には、新卒からの生え抜き組を優先する傾向にあります。
そして、毎年、何百人単位で採用を行うため、第二新卒の採用は不要だということが多いです。
それでも可能性は残されている
ですが、可能性は残されています。
新卒一括採用の廃止を経団連・内閣が発表しましたが、新卒一括採用をやめている大手企業も多くあります。
例えば、リクルートやYahoo、楽天などがそれです。
いわゆる「通年採用」を採用し、30歳未満であれば時期や経験問わず、一律に選考を行うというものです。
つまり、新卒と経験者と同じ土俵で選考に進めるということです。
こういった企業は将来的に必ず増えますし、今でも数多くあります。新卒一括採用に頼っていない企業もこのようにありますので、チャンスは残っているということになります。
「可能である」の根拠とは?
可能性は「通年採用」を実施している、実施していなくともそういった採用手法に拠っている企業があることが根拠だということはお話しましたね。
では、「大手から大手」が可能であるという根拠はというと、「あなたのポテンシャル」と「一定のビジネススキル・マナーを身に付けている」という2点にあります。
「あなたのポテンシャル」とは、上記で見たように、新卒で大手企業に就職することは至難の業ですが、その状況で内定をもらったという実績は「この人には何か、輝くポテンシャルがあるのでは?」と思わせるステータスになります。
そのため、期待されている可能性が高いということです。
「一定のビジネススキル・マナー」は中小企業とは違い、大手企業は研修に2~3か月かけることがスタンダードです。
そのため、大手に勤めていた第二新卒にはビジネススキル・マナーが一定ついているという期待がもて、採用した後にすぐにOJTで業務研修に入れるというメリットが採用側にもあります。
これらが、可能性が残されている根拠です!
まとめ
大手から大手は「難しいが可能である」ということが結論です。
ですが、大手企業にこだわる必要はないかもしれません。
大手企業と中小企業の採用基準は明らかに違います。
大手企業を受け続け、運よく内定をもらえることもありますが、転職活動を難化させる可能性があります。
大手企業に勤めて、なぜ退職するのかをまず考えてください。
その退職理由は大手企業でないと解消されないものでしょうか?
おおよそ、それが答えとなります。
もちろん、あなたにはポテンシャルが無限にありますが、それを生かす場は中小企業であろうと必ずあるはずです!
大手企業にこだわらず、それでも大手企業に就職したいと考えるのであれば、中小企業も受けつつ、幅広く転職活動を行うことをおススメします!
選択肢を広げながら、転職活動してみてくださいね!
【第二新卒】求人サイトで絶対押さえておくべき3つのサービス
転職求人サイトとは?
転職求人サイトとは、中途採用を行っている企業が、「今この職種を募集していますよ」と公募する、いわば広告のようなものです。
転職を考えている人は、おおよそ一度は見たことがあるかと思います。
どの求人サイトも良質な求人が載っていますが、特に第二新卒にオススメの求人サイトを3つご紹介しましょう!
一番オススメ!「エン転職」
「満足度No1の転職サイト」が売りの転職サイトです。
一度はTVCMを見たことがあるのではないでしょうか?
今、一番人気の転職サイトといっても過言ではないでしょう。
エン転職をオススメする理由としては3つです。
それは、「サイトの見やすさ」、「その企業・求人の厳しさ・その仕事への不向きを取材している」、「優良中小企業の掲載が多い」というものです。
「サイトの見やすさ」はそれぞれ観点があるかと思いますが、大手企業の出稿が比較的少ないため、優良中小企業が目に入りやすいです。
「その企業・求人の厳しさ・その仕事への不向きを取材している」に関しては、今までにない革新的な取材・記事です。
求人はもちろん、その募集企業は多額のお金を払っていますので、応募数を確保しなければなりません。
ですが、あえてその企業の厳しい点や募集している仕事に不向きな人をオープンに語っており、良いことばかりを記事にしていないことが特徴です。
そのため、応募する前に、懸念されるポイントも一読したうえで、応募できるという良さがあります。
第二新卒が主に応募するのは中小企業がメインですので、そういった点ではとてもプラスな点だと考えられます。
馴染みが深いサイト!「マイナビ転職」
就職活動の際に「マイナビ新卒」のサイトを利用しませんでしたか?
「マイナビ」は新卒就職から転職サイトも若手向けの求人を得意としています。
「サイトも見やすさ」はエン転職と同等ですが、若手向け求人の多さはマイナビ転職の最大の特徴です。
登録者も大学卒かつ若手が7~8割ですので、企業も若手を狙った求人が多いわけです。
何より若手向け求人が多いために、未経験歓迎の求人が他転職サイトと比較してもかなり多いです。
社会人経験が浅い第二新卒が応募しやすい求人が多いので、とてもオススメです!
ブランド戦略を若手向けに変えた!「DODA」
パーソルキャリアが運営する転職求人サイト、「DODA」。
もともと、350万円以上の年収帯をターゲットにした求人掲載をメインとしていましたが、300万円前後の年収帯にターゲットを再設定して、求人掲載に力を入れています。
そのため、CMで起用する俳優・女優を若手に切り替えるなど、広告展開にも変化をみせています。
DODAの最大の特徴は「求人数の多さ」です。
パーソルキャリアが運営するDODAエージェント(人材紹介)が保有する求人も企業への直応募求人と併せて掲載を行っているため、保有求人数は断トツです。
そのため、転職が初めての第二新卒にも利用しやすく、時には転職支援サービスの力も借りることができます。
転職サイトは登録しすぎないように!
転職サイトはとても数多くあります。
掲載されている求人は様々で、色んな求人を見たいという気持ちはあるかと思いますが、4つ以上の転職サイトに登録することはNGだと思ってください。
なぜかというと、「スカウトメールで大事なメールが埋もれてしまうこと」、「応募している求人の整理がつかなくなる」からです。
あれもこれも、と欲張ると本当によくありません。
3つほどに転職サイトは絞って登録しましょう!
まとめ
第二新卒で転職活動を行う際には、初めてということもあり、分からないことだらけかと思います。
そのため、上記3つのサイトを上手く活用しながら転職活動を進めることをおススメします!
もし、書類の書き方が分からない、面接が苦手、などがあれば、転職エージェントを活用することもオススメです。
上記のサイトを上手く利用しつつ、よりより転職活動にしてください!